文：ラリーズ編集部
＜卓球・ノジマTリーグ2023‐2024シーズンプレーオフ 日程：3月22～24日 場所：代々木第二体育館＞
23日、ノジマTリーグ2023‐2024シーズン男子プレーオフファイナルが開催され、レギュラーシーズン3位の岡山リベッツと同1位の木下マイスター東京が対戦した。
木下マイスター東京が2季振り4度目V
1stシーズン以来のファイナル進出となった岡山と、2シーズン振りの優勝を狙う木下。第1マッチのダブルスは、木下が戸上隼輔/篠塚大登ペア、岡山が丹羽孝希/ヤンアンペアを起用した。
写真：丹羽孝希/ヤンアン（岡山リベッツ）/撮影：ラリーズ編集部
第1ゲームは11-9で篠塚/戸上ペアが先取したが、勝負所で精度の高い台上プレーからの速攻を見せた丹羽/ヤンアンペアが第2、第3ゲームともに11-9で勝ち切り、岡山に先制点をもたらした。
写真：リンユンジュ（木下マイスター東京）/撮影：ラリーズ編集部
第2マッチではリンユンジュ（木下マイスター東京）とハオシュアイ（岡山リベッツ）が対戦。第1ゲームは、激しい変化量のサービスからフォアハンドで得点を重ねたハオシュアイが先取する。しかし第2ゲーム、第3ゲームはカウンタープレーで得点を量産したリンユンジュが奪い返し、勝利まであと1ゲームに迫る。
第4ゲームは競り合いとなったが、両ハンドの打ち合いで上回ったリンユンジュが制して、ゲームカウント3-1で勝利。木下が1マッチを奪い返し、マッチカウントを1-1とした。
写真：松島輝空（木下マイスター東京）/撮影：ラリーズ編集部
3番では松島輝空（木下マイスター東京）とヤンアン（岡山リベッツ）の対戦となった。威力あるロングサービスと、プレー領域を選ばない両ハンドで主導権を握った松島が早々に2ゲームを連取。第3ゲームは速い打点のカウンタープレーでヤンアンが圧倒するも、続く第4ゲームは強気で攻め続けた松島が制して、ゲームカウント3-1で勝利。マッチカウントは2-1となり、木下が優勝まであと1勝に迫った。
写真：戸上隼輔（木下マイスター東京）/撮影：ラリーズ編集部
4番では戸上隼輔（木下マイスター東京）と、22日のセミファイナルで殊勲の勝利を上げた吉山僚一（岡山リベッツ）が対戦。第1ゲームは、チキータからの両ハンドで吉山を圧倒した戸上が11-2で先取。第2ゲームは7-5とリードした吉山だったが、攻めの手を緩めなかった戸上が逆転でこのゲームも奪取し、優勝まであと1ゲームに迫る。
第3ゲームでも戸上の勢いは止まらず、最後は吉山のフォアサイドへのバックハンドドライブで得点し、試合終了。ゲームカウント3-1で戸上が吉山を下し、木下が2シーズンぶり4度目の優勝を決めた。
写真：松島輝空（木下マイスター東京）/撮影：ラリーズ編集部
試合終了後には表彰式が行われ、優勝した木下マイスター東京に優勝シャーレが贈呈された。また、プレーオフで最も活躍した選手に贈られるプレーオフMVP賞には、3番でヤンアンを下した松島輝空が選ばれた。
表彰式での木下マイスター東京倉嶋洋介監督のコメントは以下の通り。
木下マイスター東京・倉嶋洋介監督 コメント
応援本当にありがとうございました。昨年のプレーオフファイナルでは最後の最後で負けてしまい、「ファイナルの借りはファイナルで返す」という気持ちで臨みました。
オーダーのアドバンテージをもらっているチームの方が不利に進めていたので、その恐怖感はありました。でも、最後まで強い気持ちを持って戦い抜くことができ、優勝を果たすことができました。
また、いつも応援してくださるファンの皆様、シーズン中は様々な場所に応援に駆けつけて下さり、本当に感謝しています。来季も連覇できるよう頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします。
ノジマTリーグ2023-2024シーズン 男子プレーオフファイナル
〇木下マイスター東京 3-1 岡山リベッツ
写真：木下マイスター東京/撮影：ラリーズ編集部
篠塚大登/戸上隼輔 1-2 丹羽孝希/ヤンアン〇
11-9/9-11/9-11
〇リンユンジュ 3-1 ハオシュアイ
11-13/11-3/11-1/11-9
〇松島輝空 3-1 ヤンアン
11-7/12-10/3-11/11-6
〇戸上隼輔 3-0 吉山僚一
11-2/11-8/11-3
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