日本生命レッドエルフが王座奪還 早田ひなは平野美宇とのパリ五輪代表候補対決制す | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:日本生命レッドエルフ/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 日本生命レッドエルフが王座奪還 早田ひなは平野美宇とのパリ五輪代表候補対決制す

2024.03.24

文:ラリーズ編集部

<卓球・ノジマTリーグ2023‐2024シーズンプレーオフ 日程:3月22~24日 場所:代々木第二体育館>

24日、ノジマTリーグ2023‐2024シーズン女子プレーオフファイナルが開催され、レギュラーシーズン1位の木下アビエル神奈川と同2位の日本生命レッドエルフが対戦した。

日本生命レッドエルフが2季ぶり5度目V

第1マッチでは、KA神奈川は全日本チャンピオンペアの木原美悠/長﨑美柚ペア、日本生命は麻生麗名/笹尾明日香ペアを起用した。第1ゲームでは抜群のコンビネーションを見せた木原/長﨑ペアが先取。第2ゲームも中盤までリードを保った木原/長﨑ペアだが、粘りを見せた麻生/笹尾ペアがこのゲームを14-12の接戦で勝ち切り、勝負は最終ゲームへ。


写真:麻生麗名/笹尾明日香(日本生命レッドエルフ)/撮影:ラリーズ編集部

6-6から始まった最終ゲームでは、麻生の広角に打ち分けるバックハンド、笹尾の粘り強いドライブで得点を重ね、11-8で勝利。日本生命に先制点をもたらした。

2番では張本美和(木下アビエル神奈川)とソンメイヨウ(日本生命レッドエルフ)の対戦となった。バック表ソフトの緩急を活かした速攻で得点を重ねたソンメイヨウが第1、第2ゲームを連取し、張本を追い詰める。


写真:ソンメイヨウ(日本生命レッドエルフ)/撮影:ラリーズ編集部

第3ゲームも苦しい展開の張本だったが、タイムアウト後に冷静な戦術転換で得点を重ね、このゲームを取り返す。第4ゲームでは互いに点数を取り合う接戦となったが、タイムアウト後に3連続得点で勝負を決めたソンメイヨウがゲームカウント3-1で勝利。日本生命が優勝まであと1勝に迫る。

3番では平野美宇(木下アビエル神奈川)と早田ひな(日本生命レッドエルフ)の、パリ五輪代表候補対決となった。

第1ゲーム、第2ゲームともに両者一歩も譲らないラリー戦が展開されたが、勝負所での得点力でわずかに上回った早田が2ゲームを連取し、優勝まで1ゲームに迫った。


写真:平野美宇(木下アビエル神奈川)/撮影:ラリーズ編集部

早田が試合の主導権を握ったかに見えたが、第3ゲームでは非常に打点の早い両ハンドを見せた平野が11-3でこのゲームを奪い返した。第4ゲームでも中盤まで競り合いが続いたが、前陣でのチキータ、フリック、後陣からのドライブなど多彩な技術で得点を重ねた早田がゲームカウント3-1で勝利。日本生命レッドエルフの2シーズンぶり5度目の優勝を決めた。


写真:早田ひな(日本生命レッドエルフ)/撮影:ラリーズ編集部

試合終了後には優勝トロフィーの贈呈が行われた。またプレーオフで最も活躍した選手に贈られるプレーオフMVP賞には、1番ダブルスで貴重な勝利を上げた麻生麗名、笹尾明日香が選出された。


写真:麻生麗名/笹尾明日香(日本生命レッドエルフ)/撮影:ラリーズ編集部

試合結果は以下の通り。

ノジマTリーグ2023-2024シーズン 女子プレーオフファイナル

木下アビエル神奈川 0-3 日本生命レッドエルフ〇

木原美悠/長﨑美柚 1-2 麻生麗名/笹尾明日香〇
11-5/12-14/8-11

張本美和 1-3 ソンメイヨウ〇
7-11/9-11/11-7/7-11

平野美宇 1-3 早田ひな〇
8-11/11-13/11-3/6-11

チャンルイ – ハンシキ

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