文:ラリーズ編集部
<卓球・ノジマTリーグ2024-2025シーズン(7thシーズン) 日程:8月31日 場所:那覇市民体育館>
新加入の篠塚大登が、シングルス・ダブルス2点取りで、琉球アスティーダに勝利をもたらした。
31日、卓球Tリーグ男子の試合が開催され、琉球アスティーダ–金沢ポートの試合はマッチカウント3−1で琉球アスティーダが勝利した。
注目の韓国エース・チャンウジン(金沢ポート)は、ダブルスは敗れたものの、シングルスは吉村真晴(琉球アスティーダ)に3-0で勝利し、鮮烈なTリーグデビューを果たした。
篠塚・上江洲ペアが初勝利
写真:チャンウジン/松平健太(金沢ポート)/撮影:ラリーズ編集部
第1マッチでは、篠塚大登/上江洲光志(琉球アスティーダ)ペアと、チャンウジン/松平健太(金沢ポート)ペアの初ペアリング同士が出場。
今シーズンから各チームに新加入した篠塚とチャンにとって、新チームデビュー戦となった。序盤は、チャンのパワフルなフォアハンドドライブで金沢ペアが得点を重ね、第1ゲームを先取する。
写真:篠塚大登/上江洲光志(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部
しかし、続く第2ゲームは篠塚/上江洲ペアが台上プレーで流れを掴み、ゲームを取り返す。第3ゲームでは、金沢ペアがチャンの攻撃と松平のブロックで勝機を伺うも、台上プレーから流れを作った篠塚/上江洲ペアの安定感を崩しきれず、最後は11-9で篠塚/上江洲ペアが勝利。
第1マッチは篠塚/上江洲ペアが白星を掴み、上江洲は地元・沖縄でTリーグ初勝利を飾った。
写真:張本智和(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部
張本、高速バックハンドで圧巻の勝利
第2マッチでは、張本智和(琉球アスティーダ)と五十嵐史弥(金沢ポート)が対戦。昨シーズンシングルス4勝と飛躍を遂げた五十嵐は、序盤から得意のサービスと豪快なバックハンドドライブで攻勢をかけるも、張本のブロックを崩しきれず、第1ゲームは11-5で張本が奪取する。
第2ゲームからは、五十嵐もサービスのコースや回転を変えてチャンスを伺うも、高い安定感を誇る張本の両ハンドブロックと厳しいコース取りに苦しみ、第2ゲームも3-11で敗北。続く第3ゲームも五十嵐は張本から主導権を奪えず、最後は張本が強烈なフォアハンドフリックで勝負を決め、琉球アスティーダがマッチカウント2-0とした。
チャンウジン、鮮烈なストレート勝利
写真:チャンウジン(金沢ポート)/撮影:ラリーズ編集部
あとがなくなった金沢は、第3マッチにチャンウジンを送り込む。対する琉球はチームの大黒柱である吉村真晴を起用。ダブルスでは本領を発揮できなかったチャンだが、この試合では序盤から得意の回り込みフォアハンドドライブで得点を重ね、第1ゲームを先取する。
第2ゲームは、吉村も得意のサービスからコースをついた両ハンドでチャンに食らいつくも、チャンもフォアハンドドライブを中心とした攻撃で主導権を握り、11-9で奪取。続く第3ゲームは、序盤にサービスからの展開で吉村がリードを広げるも、チャンが6-9から怒涛の5連続ポイントで逆転を果たし、ゲームカウント3-0で勝利。チームを救う、貴重な1勝を挙げた。
愛工大の先輩・後輩対決
写真:田中佑汰(金沢ポート)/撮影:ラリーズ編集部
第4マッチでは、篠塚大登(琉球アスティーダ)と田中佑汰(金沢ポート)が対戦。愛工大名電高校、愛知工業大学の先輩・後輩対決となったこの試合は、後輩・篠塚が安定感のある両ハンドで主導権を握り、第1ゲームを先取する。しかし、続く第2ゲームは、先輩・田中が得意のバックハンドでポイントを重ね、11-3で取り返し、ゲームカウント1-1とする。
第3ゲームは一進一退の攻防が続くも、中盤から田中のバックハンドにミスが出始め、篠塚が連続ポイントで奪取。追い詰められた田中も、台上プレーやフォアハンドドライブで篠塚に食らいつくも、最後まで篠塚からリードを奪うことはできず、第4ゲームラストは田中のフォアハンドドライブがネットにかかり、試合終了。
ともに今シーズンの開幕戦となった試合は、篠塚が2勝を挙げた、ホームの琉球アスティーダがマッチカウント3-1で勝利し、勝ち点3を獲得した。
写真:篠塚大登(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部
試合結果
〇琉球アスティーダ 3-1 金沢ポート
〇篠塚大登/上江洲光志 2–1 チャンウジン/松平健太
〇張本智和 3–0 五十嵐史弥
吉村真晴 0–3 チャンウジン〇
〇篠塚大登 3–1 田中佑汰