【Tリーグ】「ホーム開幕戦の勝利は大事だった」リンユンジュがシングルスで2勝 木下が開幕4連勝 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:リンユンジュ(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 【Tリーグ】「ホーム開幕戦の勝利は大事だった」リンユンジュがシングルスで2勝 木下が開幕4連勝

2024.09.21

文:ラリーズ編集部

<卓球・ノジマTリーグ2024‐2025シーズン 日程:9月21日 場所:カルッツかわさき>

21日、卓球Tリーグ男子の試合が開催され、木下マイスター東京と金沢ポートの試合はマッチカウント3-2で木下が勝利した。

ホーム開幕戦となる今日の始球式には水谷隼氏も登場、豪快なスマッシュを放って会場を沸かせた。


写真:始球式に登場した水谷隼さん/撮影:ラリーズ編集部

韓国ペアが待望のダブルス初勝利をもたらす


写真:パクギュヒョン/チャンウジン(金沢ポート)/撮影:ラリーズ編集部

第1マッチには大島祐哉/萩原啓至(木下マイスター東京)ペアと、パクギュヒョン/チャンウジン(金沢ポート)ペアが対戦。

金沢ペアは序盤から5点連取でリード。8-7まで追いつかれるも、タイムアウトから逃げ切りに成功し1ゲームを先取する。

第2ゲームは激しいラリーの応酬となり10-10までもつれたが、最後は金沢ペアが勝ち切りゲームカウント2-0で勝利した。バックハンドの技術が光ったパクギュヒョン(金沢ポート)は、Tリーグデビュー戦を勝利で飾った。

リンユンジュがストレートで勝利


写真:リンユンジュ(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部

第2マッチはリンユンジュ(木下マイスター東京)とチャンウジン(金沢ポート)が対戦した。
チャイニーズタイペイと韓国を代表する選手同士の対決は、流れるような3球目攻撃やカウンター、ノータッチのチキータで主導権を握ったリンユンジュ(木下マイスター東京)がストレートで勝利した。

田中佑汰が松島の猛攻を振り切る


写真:田中佑汰(金沢ポート)/撮影:ラリーズ編集部

第3マッチは松島輝空(木下マイスター東京)と田中佑汰(金沢ポート)の対戦。

フォアハンドの連打と落ち着いたゲーム運びを見せた田中が、シングルスで開幕から3連勝中の松島のテンポの速い猛攻を振り切り、ストレートで勝利。

田中の落ち着いたプレーで、マッチカウント2-1で金沢が勝利に王手をかける。

大島祐哉が圧巻の勝利


写真:大島祐哉(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部

第4マッチは大島祐哉(木下マイスター東京)と五十嵐史弥(金沢ポート)の早稲田大OB同士の対戦となった。

試合は、相手のバックにボールを集め、ミスを誘いながら得点を重ねた大島が主導権を握り、第1ゲームを11-7で奪う。続く第2・3ゲームもサービスからの3球目攻撃や冷静なコース取りが光った大島が連取し、ストレートで勝利。マッチカウント2-2となり、試合はビクトリーマッチまでもつれた。

意外なパク起用もリンユンジュにあと一歩及ばず


写真:リンユンジュ(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部

写真:パクギュヒョン(金沢ポート)/撮影:ラリーズ編集部

ビクトリーマッチはリンユンジュ(木下マイスター東京)と初出場のパクギュヒョン(金沢ポート)が登場。
田中の起用が予想されたが、意外なパクの起用で勝負に出た金沢ポート。

初対戦となったこの試合は、途中、リンが苦しむ場面も見られたが、サービスやチキータの精度で上回ったリンユンジュが11-7で勝利した。

マッチカウント3-2で木下マイスター東京が勝利、開幕からの連勝を4に伸ばした。

リンは、これでシングルスで開幕4連勝となり、選手人数の少ない試合でも、ビクトリーマッチにリンユンジュを置ける、木下の強さが光った。

リンユンジュ(木下マイスター東京)インタビュー

試合を終えて今の気持ちは

すごく嬉しいです。今年最初のホームゲームで勝利することが大事なので、チームに貢献出来て本当に良かったです。(ビクトリーマッチに立った時は)少し緊張しましたが、勝つことができてよかったです。

自身は開幕からシングルス4連勝としたが今の調子は

調子はどんどん良くなってきているので、そのままうまくいけたらいいなと思っています。

会場の声援について

皆さんの声でものすごく力になりました。ぜひ明日も会場に運んでもらって応援よろしくお願いします。(母も来日し応援に来てくれたことについて)ありがとうございます。

王凱(木下マイスター東京)監督代行インタビュー

今日の試合を振り返って

オーダーを見た時点で苦戦するだろうと予想していて、案の定ビクトリーマッチまでもつれましたが、皆さんの応援の力でなんとか勝つことができました。

今日のオーダーについて

今チームのメンバーは5人しかいなくて、田添(健汰)も怪我しており出場できるのは4人しかいなかったので、大島/萩原ペアを一度出してみようということになりました。

若い萩原選手のプレーはどうだったか

少し緊張していましたが、途中からどんどん良くなってきていたのでまた明日の試合も頑張ってほしいです。

チームは開幕4連勝としたが王凱さんから見てチームの雰囲気は

今年はとてもいいスタートを切ることができて本当によかったなと思います。これからシーズンも長いので、一戦一戦戦っていきたいなと思います。

試合結果

◯木下マイスター東京 3-2 金沢ポート

大島祐哉/萩原啓至 0-2 パクギュヒョン/チャンウジン〇
9-11/10-11
〇リンユンジュ 3-0 チャンウジン
11-7/11-6/11-6
松島輝空 0-3 田中佑汰〇
10-11/8-11/8-11
〇大島祐哉 3-0 五十嵐史弥
11-7/11-5/11-7
◯リンユンジュ 1-0 パクギュヒョン
11-7