文:ラリーズ編集部
17日、卓球新リーグ・ノジマTリーグの年間王者決定戦「プレーオフファイナル」が幕を開けた。男子はレギュラーシーズン首位の木下マイスター東京(以下、KM東京)と2位の岡山リベッツ(以下、岡山)が対戦し、第1マッチのダブルスを岡山が制した。
岡山の上田/森薗ペアが実力を発揮
写真:水谷隼(左)大島祐哉(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部
第1マッチには水谷隼/大島祐哉ペア(KM東京)と上田仁/森薗政崇ペア(岡山)が登場。両チームともエースペアを起用する「真っ向勝負」に出た形だ。
第1ゲームは、フォアハンドの積極的な攻撃で主導権を握ったKM東京ペアが先取。10-9とリードした場面の冷静なタイムアウトが功を奏した。Tリーグの第1マッチダブルスは2ゲーム先取であるため、岡山は後がなくなった。
続く第2ゲームも、KM東京ペアが大きなラリー展開に持ち込みながら5-3とリードを広げる。ここでたまらず岡山がタイムアウト。このタイムアウトで息を吹き返した岡山が逆転に成功し、勝負を最終ゲームに持ち込んだ。
Tリーグ特別ルールで、最終ゲームはポイント6-6から行われる短期決戦である。互いにスーパープレーを披露し会場を沸かせたが、岡山ペアが終盤でポイントを重ねる。最後は上田/森薗が息の合ったプレーでラリーを制し、拳を突き上げた。
岡山はKM東京相手に、シーズンを通してダブルスでは一つも勝ち星を譲らず8連勝。第2マッチ以降もこの勢いを保ち、初代王者の座を狙う。
スコア詳細
KM東京 0-1 岡山
水谷隼/大島祐哉 1-2 ○上田仁/森薗政崇
11-9/7-11/9-11