浜本由惟が語る、独ブンデスリーグとTリーグ【卓球・Tリーグ開幕直前インタビュー#1】 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

大会報道 浜本由惟が語る、独ブンデスリーグとTリーグ【卓球・Tリーグ開幕直前インタビュー#1】

2018.08.08

取材・文:ラリーズ編集部

*インタビュー動画・写真は浜本由惟(木下アビエル神奈川)

本年10月、卓球新リーグ・Tプレミアリーグ(以下、Tリーグ)が開幕する。Rallysでは、Tリーグ初代メンバーとなるリーグ参戦選手たちに、現在の心境をインタビューした。第1弾は木下アビエル神奈川から参戦する浜本由惟だ。

浜本由惟が所属する木下アビエル神奈川とは

浜本が所属する木下アビエル神奈川は、浜本の他にも森薗美月や、謎の中国美女選手“YUKI”として卓球ファンの間で話題の袁雪嬌(YUAN Xuejiao)の参戦が決まっている強豪チームだ。

また、木下グループは唯一男女でTリーグに参戦しており、男子チームである木下マイスター東京からは、張本智和松平健太大島祐哉の世界卓球2018(団体戦)の日本代表メンバー3名の参戦が発表されている。

木下グループによる男女アベック優勝を阻止すべく、Tリーグ他球団も戦力を補強している状況だ。

浜本由惟のプロフィールと戦績

浜本は、全日本バンビ(小2以下)、ホープス(小6以下)、カデット(13歳以下)、ジュニア(高2以下)を制覇し、幼少期から日本一の座を手にしてきた同世代のエースだ。また、2016年には世界選手権(団体)で日本の銀メダル獲得に貢献し、また同年のITTFワールドツアーグランドファイナルで早田ひな(日本生命レッドエルフ)とのダブルスで優勝するなど国際舞台でも結果を残しており、現在の世界ランキングも31位につけている。

さらに卓球の実績のみならず、小学生時代にはモデル活動の経験があり、そしてインターナショナルスクール出身で語学も堪能である。まさに才色兼備な浜本が、Tリーグ開幕を迎えて思うことをインタビュー動画では語っている。

浜本が語る「ブンデスリーグ」と「Tリーグ」の違いとは

多くの選手が「日本に欧州のような卓球トップリーグが出来ることを想定していなかった」と答える中、浜本だけは例外だった。浜本は2015年にドイツのプロリーグであるブンデスリーグに挑戦した際に、「いつか日本にも同様のリーグができる」と予感していたのだ。

そんな浜本が所属する木下グループは神奈川県川崎市に専用の卓球場を保有しており、恵まれた練習環境が用意されている。ブンデスリーグ時代の「即席チーム(試合の時だけチームが集結していた状況)」と比較すると、普段からレベルの高いチームメイトと練習したうえで団体戦に臨める点が恵まれていると、浜本は語る。

好きな選手は“お母さんのように優しい”シャン・シャオナ(ドイツ)

浜本の好きな選手は、ブンデスリーグで共に戦っていたシャン・シャオナ(ドイツ)と馮亞蘭(フェン・ヤラン、中国)だという。シャン・シャオナは現在35歳ということもあり、20歳の浜本にとってはお姉さん、お母さんのような存在だ。世界ランク最高位は12位で、現代卓球では珍しい表ソフトラバー(表面に突起があり、相手の回転の影響を受けにくいラバー)を貼ったペンホルダーラケットの使い手だ。一方の、馮亞蘭は世界ランク最高位13位で、パワフルな両ハンドと高い身体能力が持ち味の選手。昨年の世界卓球の中国国内予選で現世界ランク1位の朱雨玲を破った実力派右腕だ。ドイツで共に戦った2人の選手が浜本に大きな影響を与えていることが伺える。

Tリーグ開幕に向けた意気込みは

Tリーグに向けた意気込みについて「自分の役割を果たし、優勝したい」と静かに闘志を燃やす浜本。ブンデスリーグや中国リーグを経験した数少ない日本女子選手である浜本は、10月26日の開幕戦でどのようなプレーを見せるのか、注目が集まる。

Tリーグ開幕戦のカード

・10月24日(水) 
男子:T.T彩たま vs 木下マイスター東京(両国国技館)

・10月25日(木) 
女子:TOP名古屋 vs 日本生命レッドエルフ(両国国技館)

・10月26日(金) 
男子:岡山リベッツ vs 琉球アスティーダ(武田テバオーシャンアリーナ)     
女子:木下アビエル神奈川 vs 日本ペイントマレッツ(立川立飛アリーナ)

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