文:ラリーズ編集部
8月29日からTリーグの2ndシーズンが開幕する。1stシーズンとはチームの顔ぶれが変わり、それに伴い各チームの勢力図も変わっている。今回は各チームの注目選手とともに、各チームの戦力分析を行っていく。
初代王者、日本TOP3集結で連覇へ:木下マイスター東京
全日本選手権10回優勝の水谷隼と、世界ランク日本人最高位の張本智和を擁する木下マイスター東京は昨シーズンの優勝チームである。今季はさらに琉球アスティーダより丹羽孝希が加入し、今季も優勝候補筆頭となる。また7月末の全中国選手権のシングルスで19年ぶりの優勝を果たした侯英超(ホウインチャオ)も昨シーズンに引き続き参戦し、幅広いプレースタイルと盤石の戦力を誇っている。
昨シーズンはシングルスでは他チームと比べて層の厚さを見せたが、ダブルスで思うように勝ち星を挙げることができず、4連敗を喫したこともあった。1試合目になるダブルスをどう調整していくかが連覇への鍵となりそうだ。
1stシーズン成績
チーム順位:1位 14勝7敗 勝ち点47
木下マイスター東京 メンバー
水谷隼(#0)、大島祐哉(#22)、張本智和(#17)、侯英超(ホウインチャオ・#66)、田添健汰(#7)、田添響(#23)、宇田幸矢(#8)、丹羽孝希(#28)
写真:水谷隼(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部
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飛躍の年 目指すは初優勝:岡山リベッツ
1stシーズンでは惜しくも優勝を逃したものの、ダブルスの勝率が最も高かったチーム。特に森薗政崇と上田仁のペアは勝率が8割を超え、無類の強さを誇った。ダブルスで勝利し、続くシングルスで相手に大きなプレッシャーを与えることができるのが強みだ。
しかし、今季はダブルスだけでなくシングルスでも大きな可能性を秘めているチームといえよう。チャイニーズタイペイから参戦している林昀儒(リンインジュ)は7月に行われたT2ダイヤモンドで、中国の馬龍や樊振東を破って優勝を果たした。今最も勢いに乗る選手の1人だろう。また、吉村和弘はヴィクトリーマッチで木下マイスター東京の張本智和を2度も破ったことは印象的だ。個人成績でも6位と上々の成績を収めており、今季は更なる飛躍が期待される。
1stシーズン成績
チーム順位:2位 12勝9敗 勝ち点42
岡山リベッツ メンバー
上田仁(#15)、森薗政崇(#45)、吉村和弘(#27)、吉田雅己、町飛鳥(#94)、三部航平(#13)、林昀儒(リンインジュ・#17)、柏竹琉(#7)、横山友一(#77)、有田洋巳(#26)
写真:吉村和弘(岡山リベッツ)/撮影:ラリーズ編集部
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国際色豊かなチーム:T.T彩たま
昨シーズンは3位に終わったT.T彩たまでは、昨シーズン主力として活躍した黄鎮廷(ウォンチュンティン)が今季も引き続き参戦する。そこにイングランドからリアム・ピッチフォードが参戦を表明した。ピチフォードは過去に水谷隼や張本智和だけでなく馬龍も破ったことがある実力者だ。同じくヨーロッパ勢として、スウェーデンからトルルス・モーレゴードが参戦する。特徴的なプレーで張本智和から勝ち星を奪うその実力は折り紙付き。
世界各国から選手が集まり、多様なプレースタイルの選手が集う中、新キャプテンの神を中心にガッツのあるプレーで初優勝なるか見逃せない。
1stシーズン成績
チーム順位:3位 10勝11敗 勝ち点35
T.T彩たま メンバー
岸川聖也(#8)、黄鎮廷(ウォンチュンティン・#0)、平野友樹(#33)、神巧也(#15)、松平健太(#37)、戸上隼輔(#69)、リアム・ピッチフォード(#10)、トルルス・モーレゴード(#7)、松山祐季(#1)、髙見真己(#6)
写真:神巧也(T.T彩たま)/撮影:ラリーズ編集部
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ベテラン揃いの4位 逆襲なるか:琉球アスティーダ
昨シーズンは勝ち数が最も少なく、4位に沈んだ琉球アスティーダ。昨シーズン、エースとして活躍した丹羽孝希が抜けた代わりに、T.T彩たまのキャプテンであった吉村真晴が加入。また韓国より、ベテランカットマンの朱世赫(チュセヒョク)が参戦を発表した。韓国代表から引退し、第一線からは身を引いたもののその実力はまだまだ侮れない。
チームとしては世界を舞台に何年も活躍してきたベテラン揃い。数々の苦境を乗り越えてきた経験は若手をはるかに凌ぐ。チームに新たなメンバーを迎え入れ、今季は逆襲を目指す。
1stシーズン成績
チーム順位:4位 6勝15敗 勝ち点18
琉球アスティーダ メンバー
荘智淵(チュアンチーユエン・#91)、陳建安(チェンジェンアン・#16)、有延大夢(#2)、吉村真晴、木造勇人、江宏傑(ジャンホンジェ・#22)、村松雄斗(#7)、朱世赫(チュセヒョク・#20)、李平(リピン・#11)
写真:吉村真晴(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部
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