文:ラリーズ編集部
8月末に開幕を控えたTリーグ2019-2020シーズン。今回は、それぞれのチーム顔とも言える監督に注目してみよう。
Tリーグの監督は、試合中にはベンチでのアドバイスやビクトリーマッチでの選手起用を行う。
また、Tリーグでは「リーグ戦4チームマッチ以上に出場する選手が6名以上となるようにすること」など細かな出場規定が設けられており、監督はワールドツアーなどとの兼ね合いも見ながら、長いシーズンでの選手起用を調整しなけらばならない。今シーズンは、東京五輪代表選考真っ只中で行われ、熾烈な代表争いを考慮しながらの選手起用が求められる。
手腕が問われるTリーグ・各チーム監督について、今回は女子4チーム分を紹介する。
日本生命レッドエルフ
写真:村上恭和総監督(日本生命レッドエルフ)/撮影:ラリーズ編集部
日本生命レッドエルフは、村上恭和氏が引き続き総監督を務めることになった。
村上監督は、2008年から2016年まで日本代表女子監督として活躍。2012年のロンドン五輪では準優勝、2016年のリオ五輪では3位に日本代表女子を導いた。
昨シーズン、Tリーグ初代チャンピオンに輝いた日本生命レッドエルフ。今シーズンも村上監督の元で2連覇を果たすことができるのだろうか。
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木下アビエル神奈川
写真:劉燕軍監督(木下アビエル神奈川)/撮影:ラリーズ編集部
木下アビエル神奈川は、今シーズンも劉燕軍監督が務める。
劉燕軍監督は現オーストリア女子代表の監督でもあり、監督としての経験は豊富と言えるだろう。
木下アビエル神奈川は昨シーズンファイナルに進むも、あと一歩の差で優勝に届かなかった。「Tリーグはヨーロッパのリーグよりもレベルが高い」と評価していた劉燕軍監督は、レベルの高いこのTリーグでチームを優勝に導けるのだろうか。
日本ペイントマレッツ
写真:三原孝博監督(日本ペイントマレッツ)/撮影:ラリーズ編集部
日本ペイントマレッツは、昨シーズンから三原孝博監督が続投することとなった。
三原監督は、日本男子代表としてワールドツアーに参戦したことがある。現役引退後は、女子ナショナルチームのコーチやJOCエリートアカデミーの監督としてキャリアを歩んできた。
そして、2017年に日本ペイントマレッツに就任し、Tリーグ2019-2020シーズンも引き続き指揮を執る。昨シーズン3位と低迷した日本ペイントマレッツをどのように率いていくのか。三原監督は「目標はファイナル進出です。強いマレッツを目指します」とコメントし、昨シーズンのリベンジを誓っている。
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トップおとめピンポンズ名古屋
写真:藤川英雄監督(TOP名古屋)/提供:Tリーグ
トップおとめピンポンズ名古屋(以下:TOP名古屋)は、今シーズンは藤川英雄新監督へ指揮官を変更。
藤川監督は、昨季まで名門・専修大学卓球部で女子監督を務めていた。昨シーズン最下位に沈んだチームをどう立て直すのかが見物だ。
今シーズンの新戦力として、笹尾明日香(早稲田大学)や森田彩音(中央大学)ら大学生を加入させるとともに、中央大学監督である矢島淑雄氏をコーチとして招聘した。
藤川監督は「TOP名古屋チーム一丸となり、元気、笑顔で駆け抜け、結果にこだわって頑張りますので、応援よろしくお願いします!」と意気込みを語っている。
開幕が迫るTリーグ 2ndシーズン。女子は8月30日に熱い戦いの火ぶたが切って落とされる。それぞれのチームの指揮官の采配にも注目だ。