卓球W杯で活躍の上田仁がプロ宣言 Tリーグ参戦に向け実業団から転身


卓球男子ナショナルチームの上田仁(うえだじん)が2月28日付で所属実業団の協和発酵キリンを退職し、プロ卓球選手となることが分かった。

上田は2月のITTF世界ランキングでは27位で、昨年は全日本社会人選手権3連覇に加え、ジャパントップ12では水谷隼を破って優勝している実力者。ダブルスのスペシャリストとしても知られ、昨年もワールドツアー3大会(タイオープン・ペア松平賢二、ブルガリアオープン・ペア吉村真晴、オーストリアオープン・ペア丹羽孝希)で優勝している。

25日まで開催されたITTFチームワールドカップでもダブルスとシングルスで7戦6勝。特に準決勝ラストのシングルスではゲームオール6-10と追い込まれた場面からの大逆転勝利で銀メダル獲得の立役者となった。

ダブルスのスペシャリストとしても名高い上田仁(写真左)。写真は全日本卓球2018のダブルス決勝。右は吉田雅己(協和発酵キリン)※吉は土に口

水谷隼や福原愛を輩出した卓球の名門・青森山田学園の中心選手として活躍。高校時代には全日本選手権ジュニアの部で二連覇し、2009年の世界卓球選手権横浜大会にも出場している。青森大を経て、日本実業団リーグの強豪・協和発酵キリン入社後も安定して成績を残していた。その真摯に卓球に向き合う姿勢から卓球アスリートからの信頼も厚い。

上田は3月から卓球動画サービスを展開する株式会社シェークハンズ所属となり、ITTFプロツアー参戦による世界ランキング向上と10月開幕予定のTリーグへの参戦を目指す。株式会社シェークハンズ代表の小谷彰彦氏はTリーグの「チーム岡山(仮称)」球団社長への就任が予定されており、上田も森薗政崇(明治大学・世界ランキング48位)らとともにチーム岡山に参画予定だ。

上田仁 本人コメント

上田仁

実業団からプロへ転向した上田仁


上田本人からラリーズ読者へのコメントは以下の通り。

「まずは自分の目標に向け、多大なる支援を頂ける株式会社シェークハンズに感謝し、Tリーグは勿論、ワールドツアーでランキングを上げ、東京オリンピックの代表権を獲得する。実業団で4年間プレーできたお陰で今の自分がある。今後は自分にしか出来ない卓球道を貫いていきたい。今後とも応援宜しくお願い致します。」

今秋のTリーグ開幕に向け、卓球トップアスリートの移籍やプロ化が進むことが予想される。盛り上がりを見せる卓球界の動向から目が離せない。

文:川嶋弘文(ラリーズ編集部)
写真:YUTAKA/アフロスポーツ

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