写真:ヅォン・ジーイン(チリ)/撮影:ラリーズ編集部
大会報道 59歳で世界選手権初出場を果たしたチリのカットマン 「昔はアンチラバーを使っていたんですが…」<世界卓球2026>
2026.05.02
戦型:右シェーク裏粒
<2026 ITTF世界卓球選手権ファイナルズ ロンドン大会(団体戦) 日程:4月28日~5月10日 場所:ロンドン(イギリス)>
28日より、ITTF世界卓球選手権ファイナルズ ロンドン大会が幕を開け、グループリーグの試合が行われている。今大会はリーグ戦総当たり形式のグループリーグ、シード決定戦を経て、トーナメント形式のノックアウトステージで王座を決める。
30日には女子グループ13でチリとスイスが対戦。チリの3番手には59歳、ヅォン・ジーイン(チリ)が登場。WU Michelle(スイス)と対戦し、ゲームカウント3-1で勝利。チームは敗れたものの、ヅォン・ジーインは確かな存在感を見せつけた。
試合後、ヅォン・ジーインに話を聞いた。
ヅォン・ジーイン(チリ) コメント
── 今の試合を振り返っていかがですか?
写真:ヅォン・ジーイン(チリ)/撮影:ラリーズ編集部
ヅォン・ジーイン:世界選手権には初めての出場なので、これまで初めて大きな大会に出場したときと同じで、とても感激しています。この年齢になって、これほどレベルの高い大会に出場できることは、人生においてとても完璧なことだと感じています。
── 今回世界選手権に出場できると知ったとき、どう思いましたか?
ヅォン・ジーイン:私たちはチリ代表として予選を勝ち抜いて出場しました。代表枠を獲得したとき、「いよいよ世界選手権に出るんだ」と思いました。中国にいた頃は、世界大会はすべての卓球選手にとって非常に大きな挑戦であり、出場することは特に難しいことだと感じていました。
なので、予選を通過したときは「ようやく自分の願いが実現した」という気持ちでした。中国には数多くの強敵がいたため、勝ち上がるのは本当に困難です。そして今年、まもなく60歳になろうとしている自分が、まだこれほどレベルの高い大会に参加できることは、本当に感激でとても嬉しいです。
写真:ヅォン・ジーイン(チリ)/撮影:ラリーズ編集部
── いくつかあなたに関する質問をさせてください。卓球はいつ始めましたか?
ヅォン・ジーイン:9歳のときに始めました。私の母が卓球のコーチで、9歳から始めて12歳で省チームに入りました。
── 卓球を始めたときからカットマンだったのですか?
ヅォン・ジーイン:はい、9歳で始めたときからカットマンでした。
── なぜ最初にカットマンを選んだのですか?
ヅォン・ジーイン:9歳のとき、私は他の子どもたちよりも身長が高く、手足も長かったのです。また、私はあまりせっかちではなく、落ち着いてボールを打つタイプでした。母や他のコーチたちも「この子はカットマンに向いている」と言っていました。ただ、実際には私は攻撃的なプレーをするのも好きでした。
── カットマンだと異質ラバーを使う人も多いと思いますが、現在は裏ソフトラバーを使用されていますよね。異質ラバーを使わないのはなぜですか?
ヅォン・ジーイン:ラバーの色に関するルールが変わる前は、同じ色のアンチラバーを裏面に使って反転させていました。その後、国際卓球連盟がルールを変更した際、私は中国の国家チームにいたのですが、当時は16歳か17歳くらいで、何のラバーを使っていいか分からなくなってしまいました。
最終的に薄いスポンジの裏ソフトラバーを選んだのですが、結果的にはそれが間違った選択でした(笑)。
── 最後に、今後の目標があれば聞かせてください。
ヅォン・ジーイン:あと数ヶ月で60歳になりますし、特に大きな目標はありません。ただ、毎日良いプレーをして、一日一日進んでいければと思っています。
世界選手権2026ロンドン
女子グループ16最終結果
1位:スロバキア(3勝0敗)
2位:スイス(2勝1敗)
3位:チリ(1勝2敗)
4位:マダガスカル(0勝3敗)






