文:ラリーズ編集部
<2026 ITTF世界卓球選手権ファイナルズ ロンドン大会(団体戦) 日程:4月28日~5月10日 場所:ロンドン(イギリス)>
9日、ITTF世界卓球選手権ファイナルズ ロンドン大会は12日目を迎え、ノックアウトステージ準決勝では中国とフランスが対戦。
第1試合で王楚欽(ワンチューチン)がフラビアン・コトンとの大熱戦を制すと、続く第2試合ではフェリックス・ルブランが林詩棟(リンシドン)を破り、マッチカウント1-1に。勝負の分かれ目となった第3試合、梁靖崑(リャンジンクン)がアレクシス・ルブラン相手にゲームカウント0-2から大逆転勝利を決める。勢いに乗った中国は第4試合、王楚欽がフェリックス・ルブランに勝利を挙げ、決勝へと進出した。
試合後、中国男子代表選手に話を聞いた。
中国男子代表選手 コメント
梁靖崑
── (ゲームカウント)0-1になった時、どう考えていましたか?
写真:王皓監督/撮影:ラリーズ編集部
梁靖崑:負けそうな展開になったとき、王皓監督が「一度座って落ち着け」と言ってくれたんです。「お前はもう負けたも同然なんだから開き直れ。もう一度チャンスが来て、あと1点というところまで行けば、相手は必ず隙を見せる。だから全力でぶつかって、その1点をもぎ取ってこい」と言われました。
── さっき「1ゲーム取り返せれば勝機はある」と言っていましたが、第4ゲーム、10-3とリードした場面から相手に連続で7ポイント奪われましたよね。あのとき何が起きていたのでしょうか? 心の動揺をどう克服したのですか?
梁靖崑:正直なところ、10-3の時点ですでにこちらの流れに変わっていました。ただ、その後の数ポイントは自分でも少し興奮しすぎてしまい、いわゆる凡ミスが増えてしまいました。特に何かを考え直したわけではありませんが、結果的に第4ゲームを勝ち切ることができました。
── 第4ゲームを取った後、「この試合はいける」と思いましたか? 王皓監督も「ここからはお前のペースだ」と言っていましたよね。
梁靖崑:はい、確かに監督もそう言ってくれました。
林詩棟
── 今日の自分のプレーをどう総括しますか?
林詩棟:自分自身のパフォーマンスはあまり良くなかったと思います。状態は少しずつ上がってきているとは感じていますが、それでも負けてしまいました。ただ、私個人よりもチームが勝つことのほうが重要です。
── 今大会のこれまでの流れがあって、すぐに今日のこの試合を迎えました。後半の2ゲームはどう対応しましたか?
林詩棟:今日負けたからといって、明日の試合に影響させてはいけないと思っています。今日の負けはすぐに切り替えて、明日の試合に向けてしっかり集中して準備したいです。
王楚欽
── 自分自身と相手のパフォーマンスについてコメントをお願いします。
王楚欽:双方ともに非常に高いレベルを発揮したと思います。
第1試合のコトンとの対戦では、彼から大きなプレッシャーをかけられました。彼は今大会、今日まで一度も負けていなかった選手ですし、今日のコート上でのプレーも非常に凶暴というか、凄まじい気迫を感じました。ですが、第5ゲームで彼に少し動揺が見えたので、そこを逃さず自分の流れに持ち込むことができました。
フェリックスとの対戦については、旧知のライバルですので、終始メンタルをうまくコントロールできたと思います。それから、第3試合に出場したチームメイトが、自分を解き放って戦う姿を見せてくれたことが、今日の自分のプレーにも大きな刺激になりました。
── 次は決勝ですが、決勝への展望を聞かせてください。
王楚欽:間違いなく非常に苦しい戦いになるでしょう。まずはしっかりと調整と準備をして、明日良いパフォーマンスができるよう願っています。
── 今日2試合(単独で2得点)を戦ったことについてはいかがですか。
王楚欽:第1試合の序盤は本当に緊張していました。目に見えない多くのプレッシャーに直面していたと思います。しかし、そこを何とか踏ん張って乗り越えたことで、第4試合ではかなり自分を解放してプレーすることができました。
── 今日のチームメイトの戦いぶりについてはどうですか?
王楚欽:彼(梁靖崑)には本当に感化されました。あのような状況で、あそこまでやり遂げたのは本当に感動的ですし、普通の人ができることではありません。
── コーチから「大胆かつ細心に」とずっと言われていたようですが、その点についてはどうでしたか?
王楚欽:自分の度胸はいつも大きいほうだと思っていますが、あとはいかに繊細さを維持し続けられるかだと思います。実際、今日の2試合の中でも、まだまだ改善・向上できる余地がたくさんあると感じました。
男子ノックアウトステージ準決勝
〇中国 3-1 フランス
〇王楚欽 3-2 フラビアン・コトン
林詩棟 0-3 フェリックス・ルブラン〇
〇梁靖崑 3-2 アレクシス・ルブラン
〇王楚欽 3-1 フェリックス・ルブラン
林詩棟 – フラビアン・コトン








