早田ひな「熱くなりすぎないように落ち着いて」6大会連続の決勝進出で55年ぶりの金目指す<世界卓球2026> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 早田ひな「熱くなりすぎないように落ち着いて」6大会連続の決勝進出で55年ぶりの金目指す<世界卓球2026>

2026.05.10

文:ラリーズ編集部

<2026 ITTF世界卓球選手権ファイナルズ ロンドン大会(団体戦) 日程:4月28日~5月10日 場所:ロンドン(イギリス)>

9日、ITTF世界卓球選手権ファイナルズ ロンドン大会は12日目を迎え、ノックアウトステージ準決勝に登場した日本はドイツと対戦。

第1試合で張本美和(木下グループ)が勝利すると、続く第2試合では早田ひな(日本生命)がサビーネ・ウィンター(ドイツ)との激闘を制す。そして、第3試合で橋本帆乃香(デンソー)がカットで相手を切り崩し、日本の6大会連続の決勝進出を決めた。

試合後、張本、早田、橋本の3名に話を聞いた。

女子日本代表選手 コメント

── ドイツ戦を振り返っていかがですか?

早田:昨日想定していた通りの、身体も精神もしっかり苦しい試合でした。自分自身も1番の張本選手も苦しい展開で、(マッチカウント)0-2で橋本選手に回してしまう可能性もあったなかで、しっかり2人で踏ん張って2-0で回すことができて。橋本選手にも自分らしいプレーで最後締めてくれたのでとてもよかったと思います。

そのなかでも特に、私はエースのウィンター選手に当たりに行くオーダーだったので、そこで(ゲームカウント)0-2になってしまって「どうしようかな」と。相手も今大会で一番勢いがあって、相当乗っているなとは感じましたし、そのなかで冷静に自分ができることを試したり、そこから何を変えていくべきか対応しながら試合を進められたことが、勝てた要因だったと思います。

3ゲーム目と5ゲーム目はパターンがハマっていい感じだったんですが、4ゲーム目はネットやアンラッキーもあって、「勝負はどう転ぶかわからないな」と思いつつも、しっかり最後まで自分らしく戦い抜くことができたのでよかったです。

橋本:今日の試合は1番と2番が本当に苦しい試合だったと思うんですが、そこを勝ち切ってくれたので、私はもう自分がやるべきことをやるだけでした。何のプレッシャーもなく試合できたので、本当に2人には感謝です。

張本:1番で良い雰囲気の勝利ではなかったかもしれないですが、勝って次につなげられたことは良かったです。ただ、自分の試合に関しては出だしが良くなかったですし、1ゲームのなかで調整が遅かったところは反省点かなと。明日も準備を沢山しなきゃいけないという課題は残っている感じですね。

── 張本選手は立ち上がりでリードを許す展開となりました。

張本:ハン・イン選手が攻撃してくる場面が結構多かったので、そこで頭の切り替えが遅くなってしまいました。事前に攻められる準備もしてましたが予想以上に多かったので、その準備ができなかったり、調整が思うようにいかなくて、1ゲーム目はズルズルいってしまいました。

2ゲーム目はなるべく攻めるように、攻められた時にも入れられるようにプレーしました。正直、ゲームポイントを取られたときには「今日負けるかも」と思ったんですが、10-10に追いついてから自分自身のプレーが出せたかなと思います。

── 早田選手は3ゲーム以降はどのようにプレーを変えましたか?

早田:1ゲーム目はサーブは偏りすぎたかなと思ったんですが、レシーブは色々なことを試していました。その結果、逆に自分がコースを振られてボールを待てない状況になってしまったので、ある程度レシーブやサーブを固めてしまって、そこから「相手がこう動いてきたときにはこう攻める。その逆を打たれたときには諦める」みたいな感じで、けっこうヤマを張って勝負しましたね。

そういった形で(ゲームカウント)0-2になっても自分ができることを探し続けて、あの勢いを抑えられたのが一番の成果だったと思うので、それで最後は自分のペースに持っていけたんじゃないかと思います。

── 決勝に向けて一言お願いします。

橋本:私は2年前に出場していなくて今回が初めての決勝なので、前回の悔しさはあまりわからないんですが、ここまで来たからには全員で力を合わせて120%のプレーを出して、明日の試合ができたらいいなと思ってます。

早田:今日みたいに思い通りにいかないときは、より早いタイミングでどんどんいろんな展開を変えていかないと、決勝の舞台にくる選手には勝てないと思います。前回大会の決勝で負けた悔しさもありますが、熱くなりすぎないように、落ち着いて全力をぶつけていきたいと思います。

張本:2年前に団体戦デビューして決勝で悔しい思いもしました。決勝の舞台にまた来られたのはみんなのおかげなので、本当にみんなが持っているすべてを出しきって、金メダル目指して頑張りたいです。

女子ノックアウトステージ準決勝

〇日本 3-0 ドイツ

〇張本美和 3-1 ハン・イン
5-11 / 12-10 / 11-3 / 11-8

〇早田ひな 3-2 サビーネ・ウィンター
10-12 / 6-11 / 11-6 / 11-9 / 11-6

〇橋本帆乃香 3–0 ニーナ・ミッテルハム
11-8 / 11-5 / 11-5

張本美和 – サビーネ・ウィンター
早田ひな – ハン・イン

世界卓球2026 女子日本代表

張本美和(木下グループ)
面手凛(日本生命)
早田ひな(日本生命)
橋本帆乃香(デンソー)
長﨑美柚(木下グループ)