戸上隼輔、22歳差対決制し日本男子唯一の勝ち残り 次戦は中国選手と<世界卓球2021> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:戸上隼輔(明治大学)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 戸上隼輔、22歳差対決制し日本男子唯一の勝ち残り 次戦は中国選手と<世界卓球2021>

2021.11.25

文:ラリーズ編集部

<世界選手権個人の部(世界卓球2021)ヒューストン大会 日時:11月23日~29日 場所:アメリカ・ヒューストン>

24日、世界選手権は2日目を迎え、男子シングルス2回戦に戸上隼輔(明治大学)が登場、ロベルト・ガルドシュ(オーストリア)をゲームカウント4-1で下し、3回戦進出を決めた。

戸上隼輔が2回戦に登場


写真:戸上隼輔(明治大学)/撮影:ラリーズ編集部

大会初日の1回戦でトーマス・ポランスキー(チェコ)にゲームカウント4-1で勝利した戸上。続く2回戦ではヨーロッパを代表する大ベテラン42歳のガルドシュと激突した。


写真:ロベルト・ガルドシュ(オーストリア)/撮影:ラリーズ編集部

ガルドシュのフォアへのロングサービスなどの老獪な試合運びに対し、20歳の戸上は威力満点のチキータや両ハンドドライブで対抗する。

1ゲームを先取した戸上は、2ゲーム目の14-13リードの場面で勝負のタイムアウト。タイムアウト明けの1点は、中陣から切り裂くようなバックドライブをストレートに放ち、会場を沸かせた戸上に転がりこんだ。


写真:戸上隼輔(明治大学)/撮影:ラリーズ編集部

これで2ゲームをリードした戸上は、勢いに乗り高速ドライブが炸裂。4ゲーム目こそガルドシュの緩急にミスを誘われるが、5ゲーム目を奪い、ゲームカウント4-1で勝利した。

日本男子で唯一勝ち残っている戸上は、3回戦で王楚欽(ワンチューキン・中国)と対戦する。中国の壁を越え、一気に上位進出となるか注目だ。

男子シングルス2回戦


写真:戸上隼輔(明治大学)/撮影:ラリーズ編集部

〇戸上隼輔 4-1 ロベルト・ガルドシュ(オーストリア)
11-8/15-13/11-8/4-11/11-8

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