文:ラリーズ編集部
インド代表で、卓球Tリーグ3rdシーズンには岡山リベッツから参戦するサイチヤン・グナナセカラン(最新世界ランキング32位)の今について、国際卓球連盟(ITTF)が2日報じた。
ロックダウン中の生活
現在、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックが世界を混乱に陥れている中、ロックダウン中の生活についてグナナセカランはこう語った。
「ロックダウン後の生活は全く違ったものになっていた。アスリートとして家の中に閉じ込められることは、これまでにない経験だった。健康がいかに大切かということも理解しました」。
写真:サイチヤン・グナナセカラン(インド)/提供:ittfworld
オフ期間がないと言われる卓球は、毎月のように各国を飛び回り、卓球選手は息をつく暇もないくらい慌ただしい生活を送ることになる。今の国際大会が中止・延期となる状況は普段とは全く違うものになっている。
「試合が本当に懐かしい。これからはソーシャルディスタンスが重要になり、今までとは全く違う生活になるでしょう」とグナナセカランは今後の見通しを語るとともに「卓球は私にすべてを与えてくれて、私はそれで生計を立ててきました。ボールの音が聞こえないと眠れないほど、私の生活の一部になっています。勝ち負けにどう対処するか、プロセスを重視したアプローチが成功をもたらすことを学びました」と卓球に関する思いを述べた。
東京五輪の延期
グナナセカランは、東京五輪の出場資格をまだ得てないが、予選に望みを持っている。
「来年は東京五輪の出場権を獲得し、五輪でのパフォーマンスを向上させるという目標に向かってやっていきます。 五輪のメダルを獲得するか、ベスト8に進出できれば最高です。五輪で自国のためにプレーする感覚を体験したい」と意気込みを語っている。
「忍耐強く、決してあきらめず、一貫してハードワークを続けること。プロセスに集中すれば、結果はついてくる」と若手にアドバイスも送るグナナセカラン。国際大会のみならずTリーグ岡山リベッツでの活躍も期待されるグナナセカランのプレーから目が離せない。