文:ラリーズ編集部
<2020年度後期日本卓球リーグ熊本大会 2020年11月11日~11月15日 熊本県立総合体育館>
12日、2020年度後期日本卓球リーグは大会二日目を迎え、男女2部の試合が行われた。
朝日大、男子は全勝
男子2部では、ここまで5勝0敗0分と全勝で波に乗る朝日大学は、主将の佐藤桂輔(3年)、エースの馬渡元樹(3年)、2020年度東海学生5位の増本時祥(2年)、新入生の刘念(1年)の4本柱で実業団に挑み、見せ場を作っている。
写真:朝日大学卓球部主将の佐藤桂輔(3年)/撮影:ラリーズ編集部
米塚雅弘監督は「大学生なので、1人1人が向かっていく気持ちを忘れずできている。(コロナの影響で)試合はたくさん出ていないし、方式も変わって、試合前は不安がありました。ただ、やってみたら学生たちがしっかりやってくれた。良い流れで来ているんじゃないかと思っています」と学生たちの活躍に目を細めた。
写真:朝日大学卓球部を率いる米塚監督/撮影:ラリーズ編集部
クローバー歯科カスピッズ、信号器材ら上位チームとの試合も控えている朝日大学が、実業団の強豪を相手にどこまで食らいつけるか注目だ。
朝日大女子は無敗
一方、混戦模様の女子2部でも、朝日大学は二日目の第1試合を終えた時点で0勝0敗3分、上位を狙える位置をキープしている。
3試合で2勝1敗の朝日大学主将の岩田明峰は「2-2の引き分けでも、自分が3-0で勝てばチームも有利になる。3-0で勝つことが私の役目」と意気込む。
写真:朝日大学女子卓球部主将の岩田明峰(朝日大学)/撮影:ラリーズ編集部
岩田は、10月の東海学生卓球選手権でもシングルスでベスト4に入った実力者で、女子では珍しい裏面バックハンドを振るペンドライブ型だ。「裏面を振るので技術的にはあまりペンらしくないんですけど」とした上で岩田は、ペンの良さを「見てもらいやすいこと。知らない方に声を掛けてもらうことも多くて、交流が広がりました」と笑う。
「これが、私にとって、大学での最後の団体戦。自分が勝ってチームに貢献できたらいい」とまっすぐに前を向いた。
佳境を迎えている日本リーグ2部の戦い。男女ともに躍動する朝日大学から目が離せない。
【2日目】 男子2部 1試合目
○豊田自動織機 4-0 熊本県選抜
○岡田聖世 3-1 熊谷幸希
○仲田貴亮 3-1 中川拓己
○二木啓太 3-0 河津綾介
○渡邉朋之 3-0 砂川泰晟
○クローバー歯科カスピッズ 4-0 トヨタ自動車
○江藤慧 3-2 南里和輝
○松下大星 3-0 北口大輔
○田添響 3-1 畑直希
○藤本海統 3-0 山本駿介
○信号器材 3-1 琉球レオフォルテ
渡辺聡太 0-3 花木誠弥○
○厚谷武志 3-0 西里完
○福田修也 3-0 伊志嶺鷹啓
○北原大輝 3-0 渡部将史
○朝日大学 3-1 JR北海道
○馬渡元樹 3-1 水谷良紀
○増本時祥 3-0 神山佑太
佐藤桂輔 2-3 宝利貴也○
○刘念 3-0 川島勇樹
【2日目】 女子2部 1試合目
朝日大学 2-2 熊本県選抜
○松永美咲 3-0 山本みなみ
野村優香 1-3 伊藤みちる○
○岩田明峰 3-0 坂﨑涼帆
関優花 2-3 石橋優奈○
JR北海道 0-4 ○オークワ
高原小麦 0-3 清家綾乃○
岡れいさ 1-3 三島日菜之○
三橋愛可 1-3 浦珠希○
三和明日美 2-3 内田友季子○