文:ラリーズ編集部
<ドイツブンデスリーガ第7、8、9節 11月22日、27日、28日>
2020-2021シーズンのドイツ・ブンデスリーガ第7節、8、9節が開催された。
クアドリ・アルナ(ナイジェリア)とルーウェン・フィルス(ドイツ)が所属するフルダ・マーバーツェルがバート・ホンブルクに3-1で勝利した。
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“ドイツの守護神”フィルスが大活躍
今シーズンここまで2勝4敗と負け越しているフルダ・マーバーツェルだが、対するバート・ホンブルクは今シーズン未勝利のチーム。下位脱出のためにも、是が非でも勝ち星を掴みたい一戦であった。
写真:ルーウェン・フィルス/提供:ittfworld
フルダ・マーバーツェルからは、トップにルーウェン・フィルス(ドイツ)が出場。フィルスは32歳のベテランカットマンで、世界選手権の団体戦で強さを示し”ドイツの守護神”の異名を持つ選手だ。
この試合はフルゲームにもつれる接戦となったが、フィルスがベテランの落ち着きを見せて勝利を挙げ、チームを勢いに乗せる。続くセカンドのムン・ファンボー(ドイツ)は敗れたものの、サードのアルナが勝利し、フォースには再びフィルスが出場。
第1試合と同じくフルゲームとなったが、最終ゲームは11-5と、さすがの安定感を見せて勝利。フィルスの2点取りの活躍で、フルダ・マーバーツェルが今シーズン3勝目を挙げた。
ケーニヒスホーフェンが熱戦を制す
また、27日に行われた第7節の試合では、ケーニヒスホーフェンとオクセンハウゼンが対戦。
写真:キリアン・オート/提供:ittfworld
オクセンハウゼンは、シモン・ゴジ(フランス)、カナック・ジャー(アメリカ)など、実力者を揃える強豪チームだ。
ケーニヒスホーフェンにとっては苦しい戦いが予想されたが、キリアン・オート(ドイツ)がセカンドシングルスでカナック・ジャーに勝利。試合はラストダブルスまでもつれ込んだが、オートはダブルスにも出場し、見事勝利。単複2点取りの活躍を見せたオートが、チームに今シーズン3勝目をもたらした。
2020-2021 ドイツ・ブンデスリーガ第7節結果
〇ケーニヒスホーフェン 3-2 オクセンハウゼン
Filip Zeljko(クロアチア)0-3 シモン・ゴジ(フランス)〇
〇バスティアン・シュテガー(ドイツ)3-1 Samuel Kulczycki(ポーランド)
〇キリアン・オート(ドイツ)3-2 カナック・ジャー(アメリカ)
バスティアン・シュテガー 2-3 シモン・ゴジ〇
〇キリアン・オート/Filip Zeljko 3-1 Samuel Kulczycki/カナック・ジャー
2020-2021 ドイツ・ブンデスリーガ第8節結果
〇ミュールハウゼン 3-1 ケーニヒスホーフェン
〇ダニエル・ハーベソン(オーストリア)3-1 バスティアン・シュテガー
Lubomir Jancarik(チェコ)1-3 Filip Zeljko〇
〇ステファン・メンゲル(ドイツ)3-2 Abdel-Kader Salifou(フランス)
〇ダニエル・ハーベソン 3-1 Filip Zeljko
2020-2021 ドイツ・ブンデスリーガ第9節結果
〇フルダ・マーバーツェル 3-1 バート・ホンブルク
〇ルーウェン・フィルス(ドイツ)3-2 Lev Katsman(ロシア)
ムン・ファンボー(ドイツ)0-3 Rares Sipos(ルーマニア)〇
〇クアドリ・アルナ(ナイジェリア)3-0 Maksim Grebnev(ロシア)
〇ルーウェン・フィルス 3-2 Rares Sipos