文:ラリーズ編集部
<天皇杯・皇后杯 2021年全日本卓球選手権大会 一般・ジュニアの部 1月11日~17日>
全日本卓球選手権大会が1月11日開幕した。今大会は、新型コロナウイルスの影響により、シングルスのみで無観客開催となる。男女シングルス、男女ジュニアシングルスで総勢800名以上の選手が全日本王者の座を懸けて争う。
優勝者には、全日本チャンピオンという称号とともに数々の副賞が贈られる。全日本優勝といえば、米俵を持った全日本チャンピオンの写真が思い浮かぶが、ところでいったい何キロなのだろうか。他には何が贈られるのだろうか。
今年の全日本覇者に与えられる副賞について調べてみた。
副賞には計2.4tのお米詰め合わせセットも
平成23年から全日本選手権に協賛している全国農業協同連合会(以下、全農)からは、優勝選手への副賞として、お米や国産和牛が贈呈される。
写真:2020年大会の女子シングルス表彰式/撮影:ラリーズ編集部
2011年3月11日に発生した東日本大震災から丸10年を迎える今年は『東北6県のお米詰め合わせセット』が用意され、男女シングルス優勝者には各1tずつ、男女ジュニアシングルス優勝者には各200㎏ずつの合計2.4tが贈呈される。
他にも国産和牛(すき焼き・ステーキ用)が計40kg、ドライフルーツセットが計4セット、JAタウンギフトカードもあわせて贈られる。
写真:全農から優勝者に贈られる副賞/提供:全農
また、スターツコーポレーション株式会社(以下、スターツ)からは、スターツグループが運営している、「ホテルエミオン京都」と「ホテルエミオン東京ベイ」のいずれかに泊まることができるホテル宿泊券が、男女シングルス優勝者と男女ジュニアシングルス優勝者にそれぞれ贈られる。
副賞だけでなくスタッフや選手へ食支援も
全農は、スタッフ・選手用におむすびや飲料水も提供している。その数はなんと、おむすび2,428個、飲料水は2,500本にものぼる。
写真:スタッフやメディアにも食のサポートがある/撮影:ラリーズ編集部
写真:この寒さで特にスープが人気だ/撮影:ラリーズ編集部
今回の全日本は会場換気のため、競技フロアはもちろん、メディアゾーンにもかなり外の冷気が入ってくる。
スープにお湯を注ぎ、束の間身体を温めてから、またすぐに取材に向かう記者たちの姿が多く見られた。
まだ大会序盤だが、無観客だからこそ、この熱戦を少しでも多く全国の卓球ファンに届けたいと、報道にも熱が入る。