文：ラリーズ編集部
＜卓球・ノジマTリーグ2020-2021シーズン プレーオフファイナル 2月27日 アリーナ立川立飛＞
卓球Tリーグサードシーズンの女子年間王者を決めるプレーオフファイナル。日本生命レッドエルフが木下アビエル神奈川を下し、リーグ3連覇を達成した。
日本生命はマッチカウント1-2と追い込まれた第4マッチで、平野美宇が長﨑美柚（木下アビエル神奈川）に先にマッチポイントを握られるも凌ぎきり、優勝へと導いた。また、平野は第1マッチのダブルスでも勝ち星をあげており、3連覇に大きく貢献した。
その平野が試合後、会見に応じ、試合を振り返った。
平野美宇、試合後のコメント
ファイナルの振り返り
3連覇することができてすごく嬉しいなと思います。
ダブルスの勝因
写真：前田美優・平野美宇（日本生命レッドエルフ）/撮影：ラリーズ編集部
ダブルスがすごく勝負だなと思っていたんですけど、1ゲーム目良い展開だったときに挽回されて取られてしまって、そこで落ち着いて2，3ゲーム目を戦えたことがすごく良かったかなと思います。
シングルスでの勝因
写真：平野美宇（日本生命レッドエルフ）/撮影：ラリーズ編集部
最後すごく強気で、最後まで頭も使って戦えた。どんなときも自分のプレーを貫き通せたのはすごく良かったと思います。
長﨑選手はパワーのある選手なので、自分も押し負けないようにしっかり前に向かって攻めることを意識した。そこが1ゲーム目からだんだん最後に向けて良くなったんじゃないかと思います。
試合中に工夫できたので、試合中に強くなっている感覚もありましたし、最後競った場面で勝てたのは今後にも自信に繋がる試合になりました。
プレッシャーのかかる場面、どんな気持ちで試合をしていたか
逆に吹っ切れて、守ることなく、最後まで気持ちは強気で逃げずにできたので、そこがあと1本でチームが（敗れる）という場面でも戦え、勝利に繋がったところ。
最後9-9になったときに、これはもう技術じゃなくて精神面の勝負だなとわかったので、そのあたりから更に強気で攻めることができたでそこが今日は一番良かった。
今日の試合を含むTリーグでの手応え
サーブからの展開は工夫して自分の中で考えてできたのですごく良かった。最後も考えながら作戦を練れた。
Tリーグでたくさん試合をできて、だんだん成長できたし、自粛期間の試合の無い期間でいろんな選手のビデオを見たりして、いろんな選手から取り入れることもあったので、その時間もすごく良かったと思います。
シーズンを通してのチームへの貢献について
後半はほとんど試合に出ることができて、最初のほうよりもだんだんと自分の感覚がよくなっているというのがすごく分かった。Tリーグを通して強くなれた感じがすごくしたので、出て良かったなと思っています。
国際大会（WTT）への参加について
久しぶりの国際大会ですけど、全日本やTリーグに出させてもらうことで試合感覚がしっかりあると思うので、どれくらい自分ができるかすごく楽しみです。
観客の応援について
写真：平野美宇（日本生命レッドエルフ）/撮影：ラリーズ編集部
最近無観客の試合が多くて、かなり慣れてきた中で有観客でやると、お客さんが来てくださることに感謝の気持ちが芽生えた。
見て下さる方に、少しでもいいなと思ってもらえるプレーがしたいと思いますし、今日はできたんじゃないかと思います。たくさんの方が応援して下さって、チームメートが後ろで応援してくれているのも力になったので本当に嬉しかったです。
木下アビエル神奈川 2-3 日本生命レッドエルフ
写真：3連覇の日本生命レッドエルフメンバー/撮影：ラリーズ編集部
長﨑美柚/浜本由惟 1-2 〇前田美優/平野美宇
11-8/6-11/6-11
〇石川佳純 3-1 森さくら
11-7/9-11/13-11/11-8
〇木村香純 3-1 早田ひな
7-11/11-9/12-10/11-9
長﨑美柚 2-3 〇平野美宇
11-7/8-11/8-11/11-6/11-13
木村香純 0-1 〇早田ひな
10-12
特集・日本生命レッドエルフ
写真：日本生命レッドエルフメンバー/撮影：ハヤシマコ
