激戦制した早田ひな、準決勝は木原美悠と日本勢対決<卓球・WTTコンテンダードーハ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:早田ひな/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 激戦制した早田ひな、準決勝は木原美悠と日本勢対決<卓球・WTTコンテンダードーハ>

2021.03.05

文:ラリーズ編集部

<WTTコンテンダードーハ 2月28日~3月6日 カタール・ドーハ>

5日、WTTコンテンダードーハの本選がスタートし、女子シングルス準々決勝に早田ひな(日本生命)が登場。シャン・シャオナ(ドイツ)にゲームカウント3-2で勝利した。

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シャンの変化に上手く対応する

シャン・シャオナは、中国からドイツへ渡り、クラブチームとドイツ代表の両方で活躍するベテラン選手。ペンホルダーでフォアに表ソフトラバーを使用しており、2014年のドイツオープンでは女子シングルスで優勝を果たすなど、一筋縄ではいかない相手だ。Tリーグの日本ペイントマレッツにも参戦し、サードシーズンはシングルス2勝1敗、ダブルス2勝0敗の成績を残した。


写真:早田ひな/撮影:ラリーズ編集部

第1ゲームは、早田もシャンも序盤から激しい打ち合いを演じる。シャンはフォア表の癖のある球を送って早田のミスを狙うが、早田は強烈なインパクトのフォアドライブで対応し、徐々にリードを広げる。バックにふられても回り込みのフォアで処理し、常に先に攻める姿勢を見せ、最後はサービスエースでポイントし、第1ゲームを奪う。

第2ゲームは、シャンがハイトスサーブから、長短のメリハリをつけたツッツキで早田のミスを誘う。早田はペースを崩されたのか、レシーブや3球目にミスが増えはじめ、シャンが9-3までリードを広げ、その勢いのままシャンがこのゲームを奪取する。


写真:シャン・シャオナ(ドイツ)/提供:ittfworld

第3ゲームも奪われ、後がなくなった早田。第4ゲームは、第1ゲームのような打ち合いの展開となる。7-7で早田が思い切りのいい攻めで2ポイントを連取。その後、1ポイントを取られるも、最後はフォアカウンターでシャンのブロックをネットにかけ、11-8で早田が第4ゲームを奪取し、勝負は最終第5ゲームへもつれ込む。

第5ゲームも、お互い序盤から打ち合う展開となるが、第4ゲームで勢いに乗った早田に対して、シャンに打ちミスが出始める。そして、早田は10-3とマッチポイントを握ると、この試合初めての逆チキータで勝負あり。11-3で第5ゲームを制し、準決勝に駒を進めた。

なお、早田の準決勝の相手は木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)。お互いにフルゲームで準々決勝を制しており、熱戦が予想される。

WTTコンテンダードーハ 女子準々決勝 結果

〇早田ひな 3-2 シャン・シャオナ
11-8/5-11/8-11/11-8/11-3

早田ひなインタビュー


写真:早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部

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