文:ラリーズ編集部
今回は、2022年の全日本ジュニアで3位入賞を果たした、面手凛を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
面手凛とは?
写真:面手凛/撮影:ラリーズ編集部
面手凛は全日本カブやホープスで好成績を収め、全国屈指の実力を誇るプレーヤーです。国際大会でも女子団体の準優勝に貢献しています。
面手凛のプロフィール
面手凛(めんでりん)は2007年12月31日生まれの17歳(2025年4月時点)で、岡山県出身です。母親の影響で3歳から卓球を始め、小学生時代は地元の名門クラブであるTCマルカワに所属していました。2017年に全日本カブ女子シングルスで優勝すると、翌2018年にはホープスで準優勝を飾りました。
2019年の全日本ホープスでは準決勝で張本美和に敗れるもベスト4に入っています。同年には張本と団体を組んで中国オープンに出場、カデット女子団体で準優勝を収めています。小学校卒業後は強豪の山陽学園中に進学しました。
写真:面手凛/撮影:ラリーズ編集部
中学生になってからは、後藤杯や大阪国際招待卓球選手権のカデット女子シングルスで優勝しています。2022年には全日本選手権ジュニア女子シングルスで3位入賞を果たし、Tリーグ・木下アビエル神奈川への所属も発表されました。
Tリーグでは、ダブルスは石川佳純とペアを組んで2試合に出場し、1勝1敗と勝ち星を挙げています。同年4月には女子ジュニアナショナルチームへの所属も発表され、国際大会への出場も増えることが予想されます。
面手凛のプレースタイル
面手凛は右シェーク裏裏の攻撃型で、リーチの長さを活かしたフォアハンドのラリーの強さが特徴です。
両ハンドのラリーも得意ですが、特にフォアハンドは鋭いコースに打たれても対応できるほど安定していてミスが少ないです。バックハンドは早い打点でありながらもしっかりとボールを持って回転をかけることができます。
また、巻き込みサービスは回転の強弱が読みづらく、得点源になることもよくあります。
面手凛の使用用具
面手凛は、ラケットはバタフライの『インナーフォースレイヤーZLC』、ラバーは両面にニッタクの『ファスタークG-1』を使用しているそうです。
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面手凛の世界ランキング
面手凛の世界ランキングは166位(2025年4月時点)で、最高ランキングは142位(2024年10月)です。
面手凛の国内大会の成績
| 2017年 | 全日本選手権(カブの部) | 女子シングルス:優勝 |
| 2018年 | 全日本選手権(ホープスの部) | 女子シングルス:準優勝 |
| 2019年 | 全日本選手権(ホープスの部) | 女子シングルス:3位 |
| 名古屋オープン | ホープス女子シングルス:優勝 | |
| 2020年 | 名古屋オープン | カデット女子シングルス:優勝 |
| 大阪国際招待卓球選手権 | カデット女子シングルス:優勝 | |
| 2021年 | 全中 | 女子シングルス:ベスト16、女子団体:ベスト8 |
| 2022年 | 全日本選手権 | ジュニア女子シングルス:3位 |
| 全中選抜 | 女子団体:準優勝 | |
| 全中 | 女子シングルス:優勝、女子団体:3位 | |
| 2023年 | インターハイ | 女子シングルス:ベスト8 |
| 2024年 | 全日本選手権 | ジュニア女子シングルス:準優勝 |
| インターハイ | 女子シングルス:ベスト8、女子ダブルス:3位(ペア:西川結)女子団体:3位 | |
| 2025年 | 全日本選手権 | ジュニア女子シングルス:準優勝、女子ダブルス:ベスト8(ペア:樋口美空) |
面手凛の国際大会での成績
| 2019年 | ジュニアサーキット中国オープン | カデット女子団体:準優勝 |
| 2022年 | WTTユースコンテンダープラッジャダロ | U19女子シングルス:ベスト4、U17女子シングルス:ベスト4 |
| WTTユースコンテンダーソンバトヘイ | U19女子シングルス:ベスト4、U17女子シングルス:準優勝 | |
| WTTユースコンテンダーセネツ | U17女子シングルス:優勝 | |
| アジアジュニア&カデット選手権 | U15女子シングルス:準優勝、U15女子団体:優勝 | |
| 世界ユース選手権 | U15女子シングルス:銅メダル | |
| WTTユースコンテンダープラッジャダロ | U19女子シングルス:優勝 | |
| WTTユースコンテンダーパナギュリシテ | U19女子シングルス:優勝、U17女子シングルス:優勝 | |
| 2023年 | WTTユースコンテンダーリニャーノ | U19女子シングルス:優勝、U17女子シングルス:ベスト4 |
| WTTユースコンテンダーパナギュリシテ | U19女子シングルス:優勝、U17女子シングルス:優勝 | |
| WTTユースコンテンダープラッジャダロ | U19女子シングルス:優勝 | |
| 世界ユース選手権 | U19女子団体:銀メダル | |
| 2024年 | WTTユーススターコンテンダーシンガポール | U19女子シングルス:ベスト4 |
| ITTF世界ユース | U19女子ダブルス:準優勝(ペア:髙森愛央)、U19混合ダブルス:ベスト4(ペア:吉山和希) |
まとめ
中学生ながら全日本ジュニアで好成績を残した秀才が、日本国内や国際大会で次世代を担う選手へと成長できるか。今後の彼女の活躍に注目です。








