文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTシンガポールスマッシュ2022 日時:3月7日~20日 場所:シンガポール>
8日、WTTシンガポールスマッシュは大会2日目を迎え、男女シングルス予選2回戦までが行われた。
戸上が予選3回戦へ
男子シングルス予選には日本から戸上隼輔(明治大)、神巧也(T.T彩たま)、吉村和弘(岡山リベッツ)が登場した。
写真:戸上隼輔(明治大)/提供:WTT
予選1回戦でMihai BOBOCICA(イタリア)をストレートで下した戸上は、2回戦で地元シンガポールのBEH Kun Tingと対戦。1回戦の勢いそのままに、3-0で勝利し、9日の3回戦に駒を進めた。
写真:神巧也(T.T彩たま)/提供:WTT
また、予選2回戦から登場した神はルボミール・ピシュティ(スロバキア)に、吉村はアレグロ・マーティン(ベルギー)にそれぞれ敗れ、悔しい初戦敗退となった。
9日男子シングルス見どころ
9日は、男女シングルスの予選3回戦までが行われ、シード選手と合わせて本戦出場選手が確定する。
男子シングルス予選3回戦では、戸上がハーメット・デサイー(インド)と対戦する。
写真:ハーメット・デサイー(インド)/提供:WTT
デサイーは、28歳のシェークハンド攻撃型の選手で、インド代表として世界選手権やアジア選手権に出場したことがある実力者。今大会2回戦では、パン・アメリカン選手権シングルスベスト8のブライアン・アファナドール(プエルトリコ)を下して、3回戦に勝ち上がってきた。戸上は得意の快速両ハンドでデサイーを倒し、11日から行われる本戦進出を目指す。
写真:向鵬(シャンパン・中国)/提供:WTT
その他、男子シングルス予選3回戦には、世界選手権シングルスベスト16の林鐘勲(イムジョンフン・韓国)、Tリーグ・琉球アスティーダに所属していた陳建安(チェンジェンアン・チャイニーズタイペイ)、WTTコンテンダーマスカット男子ダブルス優勝の向鵬(シャンパン・中国)などが登場する。
また、11日からの本戦には、日本から張本智和(木下グループ)、宇田幸矢(明治大)、森薗政崇(BOBSON)が出場する。
9日女子シングルス見どころ
女子シングルスには日本からは伊藤美誠(スターツ)、石川佳純(全農)、早田ひな(日本生命)、平野美宇(日本生命)、佐藤瞳(ミキハウス)、加藤美優(日本ペイントマレッツ)が出場するが、全選手本戦からの登場となるため、9日の予選ラウンドには日本選手は登場しない。
写真:蒯曼(クワイマン・中国)/提供:WTT
海外勢では、WTTコンテンダーマスカット女子シングルス優勝の蒯曼(クワイマン・中国)、2021年世界選手権女子ダブルス3位のデヌッテ・サラウ(ルクセンブルク)などが予選3回戦に登場する。厳しい予選を勝ち抜き、どの選手が勝ち上がってくるのか注目が集まる。
8日 日本選手結果
男子シングルス予選1回戦
〇戸上隼輔(明治大)3-0 Mihai BOBOCICA(イタリア)
男子シングルス予選2回戦
〇戸上隼輔(明治大)3-0 BEH Kun Ting(シンガポール)
神巧也(T.T彩たま)0-3 ルボミール・ピシュティ(スロバキア)〇
吉村和弘(岡山リベッツ)1-3 アレグロ・マーティン(ベルギー)〇
9日 日本選手試合予定
男子シングルス予選3回戦
戸上隼輔(明治大)- ハーメット・デサイー(インド)
戸上隼輔インタビュー(2020年1月公開)
写真:戸上隼輔/撮影:伊藤圭
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