文:ラリーズ編集部
<卓球・ドイツブンデスリーガ2022-2023シーズン第17節 日程:2月7日~2月13日>
ドイツブンデスリーガ1部の第17節が2月7日~13日に行われ、神巧也(ファースト)、村松雄斗(La VIES)が出場した。
神巧也が2点起用
ザールブリュッケン所属の神は、シーズン後半戦初出場となった。チームはブレーメンと対戦、神は2番でマルセロ・アギーレ(パラグアイ)との対戦となる。
アギーレの巧みなコース取りに翻弄され第1ゲームを奪われ、第2ゲームもリードを許す苦しい展開だったが、バックサービスで流れを変え、逆転で第2ゲームを奪う。
写真:神巧也(ファースト)/撮影:ラリーズ編集部
試合の主導権を奪い返し、最後までフルスイングのフォアドライブを叩き込んだ神が、ゲームカウント3-1で勝利を収めた。
2点起用された神は、4番でマティアス・ファルク(スウェーデン)に敗れるも、5番のダブルスでパトリック・フランチスカ(ドイツ)/セドリック・ヌイティンク(ベルギー)が勝利し、チーム勝利を決めた。
現在ザールブリュッケンは13勝4敗でリーグ2位に位置しており、14勝3敗で1位のボルシア・デュッセルドルフに迫る勢いを見せている。
村松雄斗は欧州王者に惜敗
村松が所属するマインツ05は、現在首位のボルシア・デュッセルドルフと対戦した。村松は2番に出場し、ヨーロッパ選手権チャンピオン、現在世界ランキング11位の邱党(キュウダン・ドイツ)との対戦となる。
写真:村松雄斗(La VIES)/撮影:ラリーズ編集部
裏面打法でチャンスを作り、的確にドライブを打ち込む邱党に2ゲームを連取され、後が無くなった村松。
アグレッシブな攻撃で邱党のブロックを打ち抜き、1ゲームを返した村松だったが、緻密なプレーを見せた邱党が、ゲームカウント3-1で勝利。続く3番ではティモ・ボル(ドイツ)が勝利し、ボルシア・デュッセルドルフの勝利を決めた。
日本選手の試合結果、ブンデスリーグ17節のその他結果は以下の通り。
日本選手試合結果
〇ボルシア・デュッセルドルフ 3-0 マインツ05
〇アントン・ケルベリ(スウェーデン)3-0 Luka MLADENOVIC
〇邱党(キュウダン・ドイツ)3-1 村松雄斗(La VIES)
〇ティモ・ボル(ドイツ)3-0 Carlo ROSSI
ブレーメン 2-3 ザールブリュッケン〇
〇マティアス・ファルク(スウェーデン)3-1 セドリック・ヌイティンク(ベルギー)
マルセロ・アギーレ(パラグアイ) 1-3 神巧也(ファースト)〇
キリル・ゲラシメンコ(カザフスタン)0-3 パトリック・フランチスカ(ドイツ)〇
〇マティアス・ファルク 3-1 神巧也
ゲラシメンコ/クリスチャン・プレテア(ルーマニア)0-3 フランチスカ/ヌイティンク〇
ドイツブンデスリーガ(1部)第17節
〇ミュールハウゼン 3-0 グレンツァオ
〇ノイウルム 3-1 ベルクノイシュタッド
〇グリュンヴェッターズバッハ 3-1 ケーニヒスホーフェン
フルダ・マーバーツェル 0-3 オクセンハウゼン〇
ドイツブンデスリーガ(1部)2022-2023シーズン順位(2/14時点)
1位:ボルシア・デュッセルドルフ(14勝3敗)
2位:ザールブリュッケン(13勝4敗)
3位:オクセンハウゼン(11勝6敗)
4位:ミュールハウゼン(10勝7敗)
5位:ケーニヒスホーフェン(9勝8敗)
6位:ブレーメン(8勝9敗)
7位:ノイ・ウルム(8勝9敗)
8位:グリュンヴェッターズバッハ(8勝9敗)
9位:ベルクノイシュタッド(6勝11敗)
10位:グレンツァオ(6勝11敗)
11位:フルダ・マーバーツェル(6勝11敗)
12位:マインツ05(3勝14敗)
ドイツブンデスリーガ(1部)2022-2023シーズン個人ランキング(2/7時点)
1位:マティアス・ファルク(スウェーデン)(23勝6敗)
2位:村松雄斗(La.VIES)(16勝4敗)
3位:アントン・ケルべリ(スウェーデン)(13勝2敗)
4位:ダルコ・ヨルジッチ(スロべニア)(14勝3敗)
5位:邱党(キュウダン・ドイツ)(ドイツ)(12勝1敗)
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