写真:宇田幸矢/戸上隼輔(明治大)/撮影:ラリーズ編集部
大会報道 宇田幸矢/戸上隼輔、ベスト4進出「成長に繋がる試合だった」難敵ドイツペア破る<卓球・シンガポールスマッシュ2023>
2023.03.16
文:ラリーズ編集部
<卓球・シンガポールスマッシュ2023 日時:3月7日~19日 場所:シンガポール>
WTT最高峰の大会である、シンガポールスマッシュ2023は本戦が開催中。16日の男子ダブルス準々決勝では、宇田幸矢/戸上隼輔(明治大)ペアが邱党(キュウダン)/ベネディクト・デューダ(ドイツ)ペアにゲームカウント3-2で勝利した。
宇田/戸上ペアがドイツペア下し4強へ
男子ダブルス準々決勝に進んだ宇田/戸上ペアは、邱党/ベネディクト・デューダペアとの対戦となった。第1ゲームから宇田/戸上ペアは台上技術を中心に点を重ねていく。
しかし、ドイツペアも対応しつつ、回転量のある攻撃でミスを誘い第1ゲームを制す。第2ゲームでは、攻撃の前にミスを誘うドイツペアと、攻撃につなげたい宇田/戸上ペアが点を取り合う。
写真:宇田幸矢/戸上隼輔(明治大)/撮影:ラリーズ編集部
後半になって歯車がかみ合いだした宇田/戸上ペアがフリックやドライブで点差を広げていく。しかしドイツペアも追いつきデュースに。ここを宇田/戸上ペアが抑える形で第2ゲームを奪う。
第3ゲームでも互角の展開となる中、宇田/戸上ペアが2ゲーム目を取り、勝利に王手をかけた。
写真:邱党(キュウダン)/ベネディクト・デューダ(ドイツ)/撮影:ラリーズ編集部
しかし、第4ゲームではラリー戦を中心にドイツペアが試合の主導権を握る。ドイツペアが連続得点で第4ゲームを取り、勝負は最終ゲームに委ねられた。
最終ゲームの序盤から連続攻撃の手を緩めない宇田/戸上ペアが4連続得点でリード。その後もドイツペアに付け入るスキを与えず畳みかける宇田/戸上ペアが点差を引き離しマッチポイントに。
最後は宇田のフォアハンドドライブがさく裂。フルゲームの末勝利を決め、宇田/戸上ペアの準決勝進出が決まった。
宇田/戸上ペアの試合後コメント、試合結果は以下の通り。
宇田幸矢/戸上隼輔コメント
試合を振り返って
戸上:かなり接戦になりましたが、今後の課題に向けて良いプレーができ、成長することが出来た試合でした。
宇田:接戦でしたが、今まで練習してきたことを発揮できた場面が多くあったので、今後の自分たちの成長に繋がる試合だと思います。
お互いの良さ
戸上:フォアハンドが非常に強く、ラリーになった時の信頼感が半端ないです。
宇田:全般的に技術のレベルが高いので、自分が少し感覚が悪い時でもサポートしてくれるので、心強いです。
明日(17日)に向けて
戸上:樊振東(ファンジェンドン)/王楚欽(ワンチューチン・中国)選手との対戦になります。去年負けた悔しさを晴らす意味でも、また世界卓球に弾みを付けたいという意味でも、頑張って勝ちに行きたいと思います。
宇田:準決勝の相手は中国のトップ選手で強敵ですが、世界トップクラスの質の高い相手との試合で、自分たちが練習してきたことを発揮したいと思います。
ファンに向けて
宇田:17日の準決勝では、今大会1番対戦したかったペアとの試合になります。去年の悔しさを晴らせるように、勝ちに行きます。応援よろしくお願いします。
戸上:応援お願いします!!
男子ダブルス準々決勝
〇宇田幸矢/戸上隼輔(明治大)3-2 邱党(キュウダン)/ベネディクト・デューダ(ドイツ)
8-11/12-10/11-7/4-11/11-3