文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTチャンピオンズ新郷 日程:4月9~15日 場所:中国・新郷>
9日から開幕した、WTTチャンピオンズ新郷2023。13日には、男女シングルス準々決勝が行われた。
早田、伊藤、共に中国選手に惜敗
早田ひな(日本生命)は女子シングルス準々決勝で、五輪金メダリストの陳夢(チェンムン・中国)と対戦。接戦となった第1ゲームを早田が先取するも、陳夢が逆転で第2ゲームを取り返しゲームカウントは1-1に。
写真:早田ひな(日本生命)/提供:WTT
苦しい展開の第3ゲームをなんとかものにした早田だったが、陳夢に粘られフルゲームへ。最終ゲームはお互いに引かない展開の中、勝負所を取り切った陳夢がデュースの末に勝利。
写真:陳夢(チェンムン・中国)/提供:WTT
フルゲームデュースまで陳夢を追い詰めた早田だったが、惜しくも準々決勝で姿を消した。
伊藤美誠(スターツ)は女子シングルス準々決勝で、世界ランキング1位の孫穎莎(スンイーシャ・中国)と対戦。第1ゲームは積極的な攻撃を見せた伊藤が先取するも、孫に第2ゲームを取り返されゲームカウントは1-1に。
写真:伊藤美誠(スターツ)/提供:WTT
その後、粘り強く追いつく伊藤を孫が振り切り2ゲームを連取し、惜しくもゲームカウント1-3で敗戦。
早田、伊藤はともに中国選手の壁を惜しくも超えられず、ベスト8で今大会を終えた。
そのほか、王曼昱(ワンマンユ・中国)をフルゲームで下した陳幸同(チェンシントン・中国)と、王藝迪(ワンイーディ・中国)が準決勝に進出し、ベスト4は中国選手が独占する形となった。
写真:陳幸同(チェンシントン・中国)/提供:WTT
また男子シングルス準々決勝では、世界ランキング1位の樊振東(ファンジェンドン・中国)と林詩棟(リンシドン・中国)が対戦。第1ゲームを樊、第2、3ゲームを林が奪い、樊がゲームカウント1-2と追い詰められる形となる。
写真:樊振東(ファンジェンドン・中国)/提供:WTT
しかしその後、流石の強さを見せた樊が第4、5ゲームを競り勝ち、フルゲームの末に樊が勝利を収めた。
そのほか、安定した強さでルーウェン・フィルス(ドイツ)をストレートで下した林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)や、林鐘勲(イムジョンフン・韓国)、梁靖崑(リャンジンクン・中国)が準決勝進出を決めている。
写真:林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)/提供:WTT
日本勢の13日の試合結果、また14日の試合予定は以下の通り。
13日日本選手試合結果
女子シングルス準々決勝
早田ひな(日本生命) 2-3 陳夢(チェンムン・中国)〇
11-9/12-14/11-9/6-11/11-13
伊藤美誠(スターツ) 1-3 孫穎莎(スンイーシャ・中国)〇
11-6/6-11/9-11/7-11
14日試合予定
男子シングルス準決勝
樊振東(ファンジェンドン・中国) – 林鐘勲(イムジョンフン・韓国)
林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ) – 梁靖崑(リャンジンクン・中国)
女子シングルス準決勝
孫穎莎(スンイーシャ・中国) – 陳夢(チェンムン・中国)
王藝迪(ワンイーディ・中国) – 陳幸同(チェンシントン・中国)