文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTチャンピオンズ新郷 日程:4月9~15日 場所:中国・新郷>
9日から開幕した、WTTチャンピオンズ新郷2023。14日には、男女シングルス準決勝が行われた。
ファイナリスト出揃う
男子シングルス準決勝では、世界ランキング1位の樊振東(ファンジェンドン・中国)と、今大会では張本智和(智和企画)、フェリックス・ルブラン(フランス)ら世界トップクラスの実力者に勝利した林鐘勲(イムジョンフン・韓国)の対戦。
写真:林鐘勲(イムジョンフン・韓国)/提供:WTT
代名詞である強烈なチキータからの両ハンド速攻を見せた樊が、ゲームカウント3-1とリードするも、林も驚異の粘りを見せ、フルゲームにもつれる激戦となる。
最終ゲームでも、互いの執念がぶつかり合う激しいラリー戦が繰り広げられたが、勝負所でのチキータ、サービスエースで得点を奪った樊振東が勝利。決勝進出を決めた。
写真:樊振東(ファンジェンドン・中国)/提供:WTT
もう一方の男子シングルス準決勝では、今大会馬龍(マロン・中国)に勝利した林昀儒(リンインジュ・チャイニーズタイペイ)、世界ランキング7位の梁靖崑(リャンジンクン・中国)の対戦となる。
写真:林昀儒(リンインジュ・チャイニーズタイペイ)/提供:WTT
試合中に手首を怪我するアクシデントに見舞われた林昀儒だったが、プレーを続行し鋭いカウンターで梁靖崑に迫った。
両者一歩も譲らないラリー戦となるも、第6ゲームで一気に突き放した梁靖崑が勝利。決勝は樊振東と梁靖崑の対戦となる。
写真:梁靖崑(リャンジンクン・中国)/提供:WTT
女子は孫頴莎、王藝迪が決勝へ
女子シングルス準決勝では、世界ランキング1位の孫穎莎(スンイーシャ・中国)と、東京五輪王者の陳夢(チェンムン・中国)の対戦となる。
写真:孫頴莎(スンイーシャ・中国)/提供:WTT
激戦が予想されたが、ラリー戦を支配した孫頴莎が陳夢を圧倒。ゲームカウント4-0で勝負を決め、孫が決勝進出を決めた。
写真:王藝迪(ワンイーディ・中国)/提供:WTT
もう一方の試合では、世界ランキング3位の王藝迪(ワンイーディ・中国)、7位の陳幸同(チェンシントン・中国)の対戦。
手堅いバックハンドから、得点力の高いフォアハンドで陳を攻略した王がゲームカウント4-1で勝利。女子シングルス決勝は、孫頴莎と王藝迪の戦いとなる。
14日の試合結果、また15日の試合予定は以下の通り。
14日試合結果
男子シングルス準決勝
〇樊振東(ファンジェンドン・中国)4-3 林鐘勲(イムジョンフン・韓国)
〇梁靖崑(リャンジンクン・中国)4-2 林昀儒(リンインジュ・チャイニーズタイペイ)
女子シングルス準決勝
〇孫頴莎(スンイーシャ・中国)4-0 陳夢(チェンムン・中国)
〇王藝迪(ワンイーディ・中国)4-1 陳幸同(チェンシントン・中国)
15日試合予定
男子シングルス決勝
樊振東(ファンジェンドン・中国)- 梁靖崑(リャンジンクン・中国)
女子シングルス決勝
孫穎莎(スンイーシャ・中国)‐ 王藝迪(ワンイーディ・中国)