北陸大・趙子正、金城大・須藤菜々子が夏連覇 女子複ではノーシードから4強入りのペアも<北信越学生卓球選手権大会> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:趙子正(北陸大)・須藤菜々子(金城大)/提供:北信越学生卓球連盟

大会報道 北陸大・趙子正、金城大・須藤菜々子が夏連覇 女子複ではノーシードから4強入りのペアも<北信越学生卓球選手権大会>

2023.09.04

文:ラリーズ編集部

<第69回夏季北信越学生卓球選手権大会 日程:8月30日~9月1日 場所:アルビス小杉総合体育センター(富山県)>

9月1日、富山県のアルビス小杉総合体育センターで行われていた第69回夏季北信越学生卓球選手権大会は全日程が終了した。今大会は第89回全日本大学総合卓球選手権大会(個人の部)北信越地区予選を兼ねていて、その代表選手の選考も行われた。

男子団体総括

男子団体では1大学につき最大2チームまでエントリーが可能というルールが定められている。男子団体の決勝に進んだのは、昨年度と同様の北陸大学のAチームとBチームとなり、北陸大学の層の厚さが示された。

試合は3-1で北陸大学のAチームが勝利し優勝。北陸大学は春夏秋新人大会を含めて9季連続優勝を果たした。殊勲賞には加藤遼(北陸大)が選出されている。

高村勇気主将(北陸大)コメント

今年のインカレは、全国ベスト32という結果で終わり、悔しい思いをしました。悔しい思いを胸に夏大会で良い結果を残せるように練習に励んできました。団体戦では、練習の成果を発揮し、北陸大学AチームとBチームで決勝を行うことができました。今回の全日学は、地元である金沢で開催されるので、少しでも多くの選手が全日学に出て、地元の大学として活躍できるようにしたいと思います。

女子団体総括

女子団体では決勝リーグが行われた。3勝で並んだ金城大学と新潟大学が優勝決定戦を行い、金城大学が3-2の大接戦を制した。金城大学は春夏秋新人大会を含め5季連続の優勝を果たした。

小林光優主将(金城大)コメント

インカレでは悔しい結果に終わってしまい、団体戦の対戦相手にはインカレベスト8に入賞した新潟大学がいるので、全員が挑戦の気持ちを持って日々練習に励みました。次の大会でも向かっていく気持ちを忘れずに連覇を目指して頑張ります。

男子シングルス総括


写真:趙子正(北陸大)/提供:北陸大学

男子シングルスの決勝には趙子正(北陸大)と加藤遼が登場。結果は3-0のストレートで趙が勝利し、夏大会2連覇を達成した。

3位には信田旺介(北陸大)が、4位には大久保樹(新潟大)が入った。大久保は1年生で唯一の男子シングルスベスト4入りを果たした。

趙子正(北陸大)コメント

夏大会2連覇という形で優勝できたが、自分に不足している技術やメンタル面を鍛えられるように、今回の結果に驕らず日頃の練習に取り組んでいきたいです。

女子シングルス総括

女子シングルスでは準決勝、決勝と金城大学の選手による同士討ちとなり、金城大学の選手1人1人の強さが光った。決勝には須藤菜々子(金城大)と先田萌乃(金城大)が登場した。

試合はゲームカウント3-1で須藤が勝利し、男子シングルスの趙と同じく夏大会で2連覇を成し遂げた。

須藤菜々子(金城大)コメント

前回の反省を活かし、自分のプレーができるよう体力面や精神面を整えて今大会に臨む事が出来ました。地元・石川県で開催される全日学本戦でも、自分の力を発揮し、一試合でも多く勝てるよう頑張ります。

男子ダブルス総括


写真:加藤遼/信田旺介(北陸大)/提供:北陸大学

男子ダブルス決勝では加藤遼/信田旺介(北陸大)ペアと春日山達哉/吉田彪馬(新潟大)ペアが対戦した。結果は、ゲームカウント3-2で加藤遼/信田ペアが接戦を制した。

加藤/信田ペアは今年の春大会に続き、北信越大会で2連覇を達成。3位には佐藤海翔/佐藤祥太(新潟大)ペア、4位には1年生ペアで唯一、大久保樹/田口雅也(新潟大)ペアが入った。

加藤遼/信田旺介ペア(北陸大)コメント

インカレの団体戦でもダブルスを組んでいたが、満足のいく結果が出せなかった。
地元開催である全日学で全国大会へのリベンジをする為に、インカレ以降必死にダブルスの練習をしたことが優勝できた一番の理由だと思います。

女子ダブルス総括

女子ダブルス決勝には児玉茉優/加藤七菜(新潟大)ペアと伊藤笑/須藤菜々子(金城大)ペアが登場した。結果は児玉/加藤七菜ペアがゲームカウント3-2と熱戦を制して、北信越大会初優勝を果たした。

3位には小林光優/福岡佑菜(金城大)ペアが入っている。4位に入った上田果奈/寺井千夏(金沢学院大)は初の北信越大会ベスト4入りを果たした。また、上田/寺井ペアは過去にシードになったことが無く、ノーシードからランク入りしたため、敢闘賞に選出された。

児玉茉優/加藤七菜ペア(新潟大)コメント

児玉:お互いの長所を生かしながら強気でプレーできたことが勝因です。去年の予選に続きダブルスで2連覇することができて嬉しいです。この結果で満足せず、全日学ではランク目指して頑張ります。

加藤七菜:苦しい場面もありましたが、お互いを信じて楽しく粘り強く試合することができました。今回の試合で得られた反省を生かして全日学も頑張りたいです。

最終成績

全種目の成績、殊勲賞と敢闘賞、そして全日学(個人の部)北信越地区代表選手の一覧は以下の通り。

男子団体


写真:北陸大学A/提供:北信越学生卓球連盟

優勝 北陸大学A
準優勝 北陸大学B
第3位 新潟産業大学A
第4位 新潟医療福祉大学A

女子団体


写真:金城大学/提供:北信越学生卓球連盟

優勝 金城大学
準優勝 新潟大学
第3位 新潟医療福祉大学 
第4位 金沢学院大学

男子シングルス


写真:趙子正(北陸大)/提供:北信越学生卓球連盟

優勝 趙子正(北陸大)
準優勝 加藤遼(北陸大)
第3位 信田旺介(北陸大)
第4位 大久保樹(新潟大)

女子シングルス


写真:須藤菜々子(金城大)/提供:北信越学生卓球連盟

優勝 須藤菜々子(金城大)
準優勝 先田萌乃(金城大)
第3位 小林光優(金城大)
第4位 福岡佑菜(金城大)

男子ダブルス


写真:加藤遼/信田旺介(北陸大)/提供:北信越学生卓球連盟

優勝 加藤遼/信田旺介(北陸大)
準優勝 春日山達哉/吉田彪馬(新潟大)
第3位 佐藤海翔/佐藤祥太(新潟大)
第4位 大久保樹/田口雅也(新潟大)

女子ダブルス


写真:児玉茉優/加藤七菜(新潟大)/提供:北信越学生卓球連盟

優勝 児玉茉優/加藤七菜(新潟大)
準優勝 伊藤笑/須藤菜々子(金城大)
第3位 小林光優/福岡佑菜(金城大)
第4位 上田果奈/寺井千夏(金沢学院大)

殊勲賞

男子団体

加藤遼(北陸大A)

女子団体

先田萌乃(金城大)

敢闘賞

女子ダブルス

上田果奈/寺井千夏(金沢学院大)

全日学(個人の部)北信越地区代表選手

男子シングルス

加藤遼(北陸大)
信田旺介(北陸大)
春日山達哉(新潟大)
佐藤祥太(新潟大)
大久保樹(新潟大)
田口雅也(新潟大)
金光将希(北陸大)
斎藤駿(新潟大)
渡辺佳祐(新潟医療福祉大)
柴田俊輝(北陸大)
齋藤将平(新潟大)
小田尚斗(北陸大)
武藤大和(新潟医療福祉大)

男子ダブルス

加藤遼/信田旺介(北陸大)
春日山達哉/吉田彪馬(新潟大)
佐藤海翔/佐藤祥太(新潟大)
大久保樹/田口雅也(新潟大)
金光将希/柴田俊輝(北陸大)
滝沢侑大/永目脩真(新潟大)

女子シングルス

加藤七菜(新潟大)
伊藤笑(金城大)
須藤菜々子(金城大)
小林光優(金城大)※無条件
福岡佑菜(金城大)
先田萌乃(金城大)
長部心菜(新潟大)
森田裕以(新潟大)
郡山七海(新潟大)

女子ダブルス

児玉茉優/加藤七菜(新潟大)
伊藤笑/須藤菜々子(金城大)
小林光優/福岡佑菜(金城大)
上田果奈/寺井千夏(金沢学院大)

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