写真:長﨑美柚/木原美悠(木下グループ)/提供:WTT
大会報道 長﨑美柚/木原美悠ペアが4強進出 世界ランク1位の韓国ペアに苦戦も逆転勝利<卓球・WTT女子ファイナルズ名古屋2023>
2023.12.16
文:ラリーズ編集部
<卓球・WTT女子ファイナルズ名古屋2023 日程:2023年12月15~17日 場所:名古屋(日本)>
16日、WTT女子ファイナルズ名古屋は2日目を迎え、女子シングルス準々決勝と女子ダブルス準々決勝が行われた。
“Wみゆう”ペアが準決勝へ
女子ダブルス第6シードとして準々決勝に登場した長﨑美柚/木原美悠(木下グループ)ペアは、9月に行われたアジア競技大会の王者で世界ランキング1位の田志希(チョンジヒ)/申裕斌(シンユビン・韓国)ペアと対戦した。第1ゲームの序盤から互いに譲らぬ攻防を繰り広げるが、後半から長﨑/木原ペアが先手を仕掛け、韓国ペアのテンポを崩しリード。そのまま長﨑/木原ペアが第1ゲームを制す。
写真:田志希(チョンジヒ)/申裕斌(シンユビン・韓国)/提供:ITTFworld
第2ゲームでは韓国ペアが厳しいコースを突く鋭い攻撃でリードを広げる。田志希/申裕斌ペアがラリー戦で安定感を見せ得点するが、長﨑/木原ペアもパワーのある連続攻撃で差を縮める。しかし、田志希/申裕斌ペアが第2ゲームを奪い、ゲームカウント1-1と並ぶ。
第3ゲームでも申裕斌のチキータを軸に韓国ペアが序盤でリードする。長﨑/木原ペアもラリー戦で得点を返すが流れを切れず、韓国ペアがゲームカウント2-1で勝利に王手をかけた。
写真:長﨑美柚/木原美悠(木下グループ)/提供:WTT
続く第4ゲームでは一転、長﨑/木原ペアが積極的に攻撃に転じ序盤からリードを広げていく。韓国ペアもすかさず長﨑/木原ペアの隙を突く攻撃で得点を重ねる。しかし長﨑/木原ペアが逃げ切り、勝負は最終ゲームに委ねられた。
序盤から長﨑/木原ペアがリードする展開に。長﨑のレシーブエースを中心に点差を広げ、10-3で長﨑/木原ペアがマッチポイント、最後は長崎のフォアハンドドライブが決定打となった。
長﨑/木原ペアは翌17日の準決勝に進出し、李昱諄(リユジュン)/鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)ペアと対戦する。なお、大会最終日の17日には、女子シングルスと女子ダブルスの準決勝、決勝が行われる。
16日試合結果
女子シングルス準々決勝
ハン・イン(ドイツ)0-3 孫頴莎(スンイーシャ・中国)〇
12-14/4-11/7-11
〇陳夢(チェンムン・中国)3-0 伊藤美誠(スターツ)
11-8/11-2/11-6
張瑞(ジャンルイ・中国)1-3 王藝迪(ワンイーディ・中国)〇
6-11/8-11/11-9/8-11
〇陳幸同(チェンシントン・中国)3-0 王曼昱(ワンマンユ・中国)
11-9/11-4/11-5
女子ダブルス準々決勝
田志希(チョンジヒ)/申裕斌(シンユビン・韓国)2-3 長﨑美柚/木原美悠(木下グループ)〇
6-11/11-6/11-2/7-11/3-11
〇李昱諄(リユジュン)/鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)3-0 杜凱琹(ドゥホイカン)/朱成竹(チュチェンジュ・中国香港)
11-9/11-8/11-2
クリスティーナ・ケルベリ/リンダ・バルグストローム(スウェーデン)0-3 王曼昱(ワンマンユ)/孫頴莎(スンイーシャ・中国)〇
9-11/7-11/8-11
倪夏蓮(ニーシャーリエン)/デヌッテ・サラウ(ルクセンブルク)0-3 陳夢(チェンムン)/王藝迪(ワンイーディ・中国)〇
10-12/2-11/4-11
17日試合予定
女子シングルス準決勝
孫頴莎(スンイーシャ・中国)- 陳夢(チェンムン・中国)
王藝迪(ワンイーディ・中国)- 陳幸同(チェンシントン・中国)
女子ダブルス準決勝
長﨑美柚/木原美悠(木下グループ)- 李昱諄(リユジュン)/鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)
王曼昱(ワンマンユ)/孫頴莎(スンイーシャ・中国)- 陳夢(チェンムン)/王藝迪(ワンイーディ・中国)