早稲田大・荒井和也、学生最後の全日本で親孝行 ベンチの父・弘行さん「こみ上げるものがありました」<全日本卓球2025> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:荒井和也(早稲田大学)と父・荒井弘行さん/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 早稲田大・荒井和也、学生最後の全日本で親孝行 ベンチの父・弘行さん「こみ上げるものがありました」<全日本卓球2025>

2025.01.21

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Rallys編集長。学生卓球を愛し、主にYouTubeでの企画を担当。京都大学卓球部OB。戦型:右シェーク裏裏

<天皇杯・皇后杯 2025年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部) 日程:2024年1月21~26日 場所:東京体育館(東京)>

21日、2025年全日本卓球選手権大会は大会初日を迎え、男子シングルス2回戦に荒井和也(早稲田大学)が登場。父の荒井弘行さんがベンチコーチに入り戦うも、野田颯太(専修大学)との4年生対決に0-3で敗れた。

荒井は、創部100周年の記念すべき年の秋季関東学生リーグでは、早稲田大学の主将として、最終戦のラストで勝利してチームを優勝に導いた。ただ、卓球競技生活は大学で一区切りをつける。

学生最後の全日本はどういう大会だったのか。試合後にミックスゾーンで、ベンチに入った父・弘行さんと荒井に話を聞いた。

荒井和也&父・荒井弘行、試合後のコメント


写真:荒井和也(早稲田大学)/撮影:ラリーズ編集部

――最後の全日本を終えてみてどうですか?
荒井和也:全日本という自分にとっては実質学生最後の大会で、父がベンチに入ってくれて楽しかったです。

父のベンチは小6のホカバ以来だったので、懐かしい思い感じながら、自分のために以外にも父のために頑張れろうと思って試合ができました。

結果は全然ダメだったんですけど、楽しかったです。


写真:荒井和也(早稲田大学)にアドバイスを送る父・荒井弘行さん/撮影:ラリーズ編集部

――ベンチから見ていてどうでしたか?
荒井弘行さん:気持ちがしっかり入ってプレーしていたので、私も後ろから見ていて、頼もしかったです。

小学校の頃からの思い出が蘇ってきて…このとき以来だから…。
※涙を浮かべながらホカバ時代のツーショット写真を見せてくださいました

10年ぶりなので本当に幸せでした。

――久しぶりのベンチで印象に残ったシーンはありましたか?
荒井弘行さん:タイムアウトを取って相談した時、小学校時代にベンチに入っている気持ちを思い出して、こみ上げるものがありました。

同級生の野田くんを相手に最後の集大成として、全日本でしっかり良い試合をやってくれたし、もう本当に感無量です。

――親子で戦えた全日本はどう感じましたか?
荒井和也:嬉しいものでしたね。

今のコメントを聞くと、父が喜んでくださってるなというのも感じるので、本当に頑張って良かったかなと思います。

これが勝ちで、もう少し勝ち上がったらもっと良かったですけど、まあそこは仕方ないかなと思ってます。


写真:荒井和也(早稲田大学)/撮影:ラリーズ編集部

荒井弘行さん:福島県の田舎のチームで小さいころからやっていて、最初は全国大会や選考会に行っても、1勝、2勝するのがすごい大変でした。

その中でホカバでランクにも入って、そこから中高大でも全国のランクに毎年のように入ってくれました。

ここまでもがいてやってきてくれて、今回全日本でまた戦ってる姿を見せてくれました。 これからの人生もまた応援していきます。

男子シングルス2回戦

荒井和也(早稲田大学) 0-3 野田颯太(専修大学)
9-11/3-11/8-11

【動画】荒井和也インタビュー