小林りんご「カット打ちは好き」カットマン対決を27分で勝利 母校での練習も実る<全日本卓球2025> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:小林りんご(青山学院大)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 小林りんご「カット打ちは好き」カットマン対決を27分で勝利 母校での練習も実る<全日本卓球2025>

2025.01.23

この記事を書いた人
Rallys編集長。学生卓球を愛し、主にYouTubeでの企画を担当。京都大学卓球部OB。戦型:右シェーク裏裏

<天皇杯・皇后杯 2025年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部) 日程:2024年1月21~26日 場所:東京体育館(東京)

23日、2025年全日本卓球選手権大会は大会3日目を迎え、一般女子シングルス4回戦にカットマンの小林りんご(青山学院大)が登場。昨年大会でベスト32に入った小林は、今大会スーパーシードのため、4回戦が初戦となった。


写真:小林りんご(青山学院大)/撮影:ラリーズ編集部

対戦相手の黒野葵衣(キヤノンメディカル/早稲田大学出身)は、大学生時代に全日本学生卓球選手権で2連覇、卒業後の全日本社会人でも準優勝した実績豊富なカットマンだ。


写真:黒野葵衣(キヤノンメディカル)/撮影:ラリーズ編集部

カットマン同士の対戦のため、ツッツキやカットでの粘り合いによる長時間の試合が予想された。しかし、試合は戦前の予想を覆し、小林が怒涛の攻撃を見せて促進ルールに入る前に27分で4-0のストレート勝ちを収めた。


写真:フォアの強打が光った小林りんご(青山学院大)/撮影:ラリーズ編集部

試合後、初のスーパーシード初戦に臨んだ小林に話を聞いた。

小林りんご、試合後のコメント


写真:小林りんご(青山学院大)/撮影:ラリーズ編集部

――スーパーシードなのでこの試合が初戦となりましたが、やりにくさなどはなかったですか?
小林りんご:自分のゾーンの3回戦がカットマンとカットマンの対戦で、4回戦の自分の相手がカットマンというのはわかっていました。

個人的には、スーパーシードは嬉しいですけど、初戦からカットマンと対戦というのはちょっと怖い部分はありました。

でも相手は格上のカットマンなので、向かっていくしかないなと思ってやりました。


写真:小林りんご(青山学院大)/撮影:ラリーズ編集部

――対カットマンというのはそこまで苦ではなかったのでしょうか?
小林りんご:自分がカットマンということで普段は守らなきゃいけないんですが、相手がカットマンだと攻められるので嬉しいです(笑)。

カットマンを相手にするのは得意というわけではないんですけど、攻撃するのは大好きなのでカット打ちは好きです(笑)。

――勝因としては何が良かったのでしょうか?
小林りんご:私のフォアは表ソフトなので、攻撃の時は振りが小さいです。なので、直前までスマッシュするかループするかはわかりづらいと思うので、そこで揺さぶることができました。

あとはサービスで点数を取れたり、チャンスを作れたりしたので、サービス時は自信を持ってプレーできたのが大きかったです。


写真:フォアハンドでの攻撃が迫った小林りんご(青山学院大)/撮影:ラリーズ編集部

――全日本まではどう準備されてきたのでしょうか?
小林りんご:全日本1週間前からちょうど学校が補講日や入試で休みだったので、母校の桜丘高校に1週間行って練習してきました。

カットマンも含めていろんな戦型とやらせてもらって、対応力もつきましたし仕上げることができました。

野木森先生にはスーパーシードを若干いじられたんですけど、ちゃんと1回勝ったんでオッケーです(笑)。


写真:ベンチには桜丘高校、青山学院大学の先輩の木田美佑里が入った/撮影:ラリーズ編集部

――次戦は横井咲桜選手(ミキハウス)との試合になりますが意気込みをお願いします。
小林りんご:同級生ではあるんですけど、去年ベスト4の格上の選手なので、自分の出せることをしっかり出せたらなと思います。

女子シングルス4回戦

〇小林りんご(青山学院大) 4-0 黒野葵衣(キヤノンメディカル)
11-7/11-2/11-4/11-5

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