文：ラリーズ編集部
＜全農杯 2025年全日本卓球選手権大会（ダブルスの部） 日程：2025年1月30～2月2日 場所：スカイホール豊田（愛知）＞
2月2日、2025年全日本卓球選手権大会は大会最終日を迎え、女子ダブルスの部で準決勝・決勝が終了した。
昨年ベスト8の麻生麗名/笹尾明日香（日本生命）ペアと過去準優勝の経験がある梅村優香/塩見真希（サンリツ）ペアが対戦し、ゲームカウント2-3で梅村/塩見ペアは敗れた。
なお、現役引退を表明している梅村にとっては、この試合が最後の全日本となった。
試合後、敗れた梅村/塩見ペアに話を聞いた。
梅村優香/塩見真希（サンリツ）ペア コメント
試合後は出し切ったという表情にも見えたが
塩見：負けてしまいましたけど自分たちのできることはやりきったし、（梅村選手には）もう気持ちよく引退してもらいます（笑）。
（ペア）最後の年に決勝で試合できることは選手として嬉しいですし、この舞台に立てて良かったかなって思います。
梅村：最終目標としていた優勝はできなかったんですが、引退する形としては2位でもよかったじゃないかなって思います。
ペアはいつから組んでいるのか
梅村：私が中2で、塩見さんが中1のときです。
その年の全国大会（全日本カデット女子ダブルス）で優勝したときが愛知県で、それもちょっと縁もあるのかなって（思います）。
塩見：「社会人になってもダブルスを組んで試合したいよね」って話をしていたんですが、実業団に入ると企業の状況によってはなかなか難しくて、それこそ運とかタイミングもあります。
そのなかでも、社会人になって（梅村さんと）一緒にプレーできたこともそうですし、この舞台で試合できたことには満足しています。
初めて組んでから約12年間の間に色々あったと思うが
梅村：18年間ぐらい卓球をやってきて、その中の12年間ダブルスを組んでもらっているので、自分の卓球人生の半分以上は（塩見さんと）一緒にやってきています。
普段も飲みとか行ったり仲良いので、自分は選手を引退するんですけど、これからも仲良く、なにかあったときはお互い話せたらなって思います（笑）。
これまでの卓球人生を振り返って
梅村：正直、勝ったときの嬉しさよりも、苦しかったり辛かったり、色々悩んだり、そっちの方が印象が強いです。
色々あったんですけど、たくさんの方々に支えてもらって自分もここまで卓球ができたと思っています。
一番の思い出は
梅村：勝った試合はどれも嬉しいんですけど、社会人になってからはその会社の看板を背負ってプレーしないといけないですし、「勝たないといけない」というプレッシャーがありました。
そんななかで、自分が（サンリツに）入って1年目のときのファイナル4で、自分が3番ダブルスと5番シングルスで勝って優勝したのが、最近の中では一番嬉しかったです。
塩見選手は今後の選手生活に関してはどう考えているのか
塩見：今すぐには何も思い浮かばないんですけど、やっぱり選手としてやれる間は頑張ってみようかなと。
梅村さんの（後を）すぐ追っちゃうかもしれないんですけど、やれる限りは頑張りたいなと思っています。
全日本卓球選手権
女子ダブルス4回戦
〇梅村優香/塩見真希（サンリツ）3-2 大野紗蘭（希望が丘高）/石田心美（石田卓球N+）
11-8/11-6/7-11/9-11/11-9
女子ダブルス5回戦
〇梅村優香/塩見真希（サンリツ）3-2 佐藤瞳/橋本帆乃香（ミキハウス）
11-6/6-11/6-11/11-4/14-12
女子ダブルス準々決勝
〇梅村優香/塩見真希（サンリツ）3-1 木塚陽菜/鶴岡美菜（神戸松蔭女子学院大）
9-11/11-9/11-8/14-12
女子ダブルス準決勝
〇梅村優香/塩見真希（サンリツ）3-2 伊藤詩菜/青木咲智（四天王寺高）
11-6/14-12/7-10/10-12/11-6
女子ダブルス決勝
梅村優香/塩見真希（サンリツ）2-3 麻生麗名/笹尾明日香（日本生命）〇
8-11/13-11/5-11/11-9/9-11
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