文：ラリーズ編集部
「カーボネード」シリーズや「オールラウンド」シリーズなど、コストパフォーマンスの良いラケットを世に送り続けてきたSTIGAの中で、木材合板ラケットの王道ともいえるのが「クリッパー」シリーズです。今回はそんな「クリッパー」シリーズの”六角形ラケット”『サイバーシェイプ クリッパー』の特徴や性能、どのような選手に適しているのかを詳しく見ていきましょう。
このページの目次
『サイバーシェイプ クリッパー』とは？
『サイバーシェイプ クリッパー』は、スウェーデン製木材7枚合板「クリッパー」シリーズの最新作としてSTIGA（スティガ）から2024年2月から発売されたラケットです。7枚合板のラケットと言えば、木材特有の打球感を残しつつ球離れを早くすることでスピードを上げたのが特長です。「クリッパー」シリーズも例にもれず、その特長を最大限に活かしたラケットです。
『サイバーシェイプ クリッパー』の構成は木材5枚となっており、ラケット厚は5.6mm、グリップはFLA（フレア）が102×35㎜、STR（ストレート）が102×30㎜、PEN（ペン）が83×33㎜となっており、平均重量は81gとなっています。またSTIGAの公式数値ではスピードが「66」、コントロールが「77」となっています。
『サイバーシェイプ クリッパー』の特徴
ここからは『サイバーシェイプ クリッパー』の特徴を詳しく見ていきましょう。
特徴①：六角形が生み出す広い打球エリア
『サイバーシェイプ クリッパー』の特徴1つ目は、六角形が生み出す広い打球エリアです。
今までの「サイバーシェイプ」シリーズと同じく『サイバーシェイプ クリッパー』もブレードが六角形の形となっています。六角形にすることで、従来の楕円形のラケットよりも台に近づけやすく、スイートスポットと呼ばれる最適な打球エリアも広くなっています。
特徴②：王道7枚合板が生み出すパワーと安定性
『サイバーシェイプ クリッパー』の特徴2つ目は、王道7枚合板が生み出すパワーと安定性です。
『サイバーシェイプ クリッパー』は板厚6.5mmの7枚合板構造を採用しており、木材ラケット特有の柔らかい打球感と十分な飛距離を両立しています。弾みが良いだけでなく、球持ちが良いためドライブの回転量も増やせます。
特徴③：振り抜きやすさ
『サイバーシェイプ クリッパー』の特徴3つ目は、振り抜きやすさです。
『サイバーシェイプ クリッパー』は丸形の「クリッパー」シリーズより重心が先端寄りにあるほか、ブレードを多角形にしたことでブレードの付け根部分（グリップ近く）に角度がついており、楕円形のラケットより深く握れるようになっています。そのため、重量をあまり感じにくく振り抜きやすさが向上しており、強打の威力を出しやすく一球ごとに力強いボールを打ち込むことが可能です。
『サイバーシェイプ クリッパー』に向いているプレイヤー
ここからは『サイバーシェイプ クリッパー』に向いているプレイヤーを詳しく見ていきましょう。
プレイヤー①：威力と安定感を両立したい中級～上級者
『サイバーシェイプ クリッパー』に向いているプレイヤーの1人目は、威力と安定感を両立したい中級～上級者です。
『サイバーシェイプ クリッパー』は木材7枚合板のパワーを活かしながらも、サイバーシェイプ形状による安定感を得られるので、安定したラリーと強打の両立を目指すプレイヤーに適しています。
プレイヤー②：回転重視のドライブ型
『サイバーシェイプ クリッパー』に向いているプレイヤーの2人目は、回転重視のドライブ型です。
『サイバーシェイプ クリッパー』は球持ちが良く、打球時にしっかりボールをつかむため、強い回転のドライブを多用するプレイヤーに向いています。低いツッツキからも安定してドライブに持ち込めます。
プレイヤー③：パワーヒッター
『サイバーシェイプ クリッパー』に向いているプレイヤーの3人目は、パワーヒッターです。
『サイバーシェイプ クリッパー』は重心が先端寄りで振り抜きが良く、スマッシュや強打の威力を出しやすいため、攻撃的なプレースタイルの選手に最適です。強打時の直線的な弾道も魅力です。
まとめ：『サイバーシェイプ クリッパー』で勝てる卓球を実現しよう
『サイバーシェイプ クリッパー』は王道の7枚合板がサイバーシェイプになったことによりスイートスポットが拡大し、威力に加えて安定性が向上したラケットです。是非一度試してみると良いでしょう。
『サイバーシェイプ クリッパー』の購入はこちら
『サイバーシェイプ クリッパー』以外のオススメラケットはこちら
