28歳、悲願の全日本初ランク シチズン時計の国内屈指の環境で磨き直した三部航平の"恩返し"<全日本卓球2026> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:三部航平(シチズン時計)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 28歳、悲願の全日本初ランク シチズン時計の国内屈指の環境で磨き直した三部航平の“恩返し”<全日本卓球2026>

2026.01.23

この記事を書いた人
Rallys編集長。学生卓球を愛し、主にYouTubeでの企画を担当。京都大学卓球部OB。戦型:右シェーク裏裏

<天皇杯・皇后杯 2026年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部) 日程:2026年1月20~25日 場所:東京体育館(東京)>

1月23日、男子シングルスはランク決定戦となる5回戦、6回戦が行われた。

ノーシードから勝ち上がってきた三部航平(シチズン時計)は5回戦で馬渡元樹(日の出医療福祉グループ)を4-1で下し、嬉しい自身初の全日本ランク入りを果たす。

続く6回戦では吉村真晴(SCOグループ)に0-4で敗れベスト16入りとなった。試合後、三部に話を聞いた。

三部航平、試合後のコメント


写真:三部航平(シチズン時計)/撮影:ラリーズ編集部

――まずは吉村真晴選手との8決定戦を振り返っていかがでしたか?
三部:
実績がすごい選手で、僕自身向かっていくしかなかったので、1ゲーム目勝負だなとは思っていました。

10-8でリードしたんですけど、そこを取りきれなかったのが今の試合はかなり大きかったかなと思います。

それ以降は、結構余裕を持たれて苦しくなりました。


写真:三部航平(シチズン時計)/撮影:ラリーズ編集部

――初の全日本シングルスランク入りと伺ったんですけど本当ですか!?
三部:
本当です(笑)。なので今日のランク決定戦は、自分自身と戦っている面もありました。

緊張していましたし、僕も年齢がだんだん30近くになってきたので、チャンスは少ないと思っていて、ここをものにできるかという意味での試合だったので、勝った瞬間、寝っ転がってしまいました(笑)。

――あれは解放感からですか?
三部:
はい、そうです。試合中は冷静にやろうと必死だったので、終わった瞬間にホッとしてしまいました。

――やっぱり全日本のランク入りは1つの大きな目標でしたか?
三部:
これまでも各カテゴリーやダブルスで成績は残せてきたんですけど、全日本シングルスでのランク以上は1回もありませんでした。

それが僕の卓球人生の中で引っかかっていて、どうしても達成したい目標の一つだったので良かったです。


写真:三部航平(シチズン時計)/撮影:ラリーズ編集部

――今大会、シチズンの皆さんも含めて三部選手も結構充実のプレーをされていて、みんな仕上がってるなという感じでしたがどういう要因ですか?
三部:
これはすごく取り上げてほしいとあえて言わせていただきます(笑)。

会社の方々からのサポートや、監督、チームメイトとのこのコミュニケーションも含めて、すごく良い環境でやらせてもらっています。

練習場も国内だとトップレベルに良いですし、最近はプロ選手も頻繁に練習来てくださいます。そういう意味でも充実した練習もできていました。

日本リーグで戦っている時もみんなで一生懸命高めあえるチームになっていました。


写真:三部航平(シチズン時計)/撮影:ラリーズ編集部

――この1年で特に三部選手の中で変わったところってあるんでしょうか?
三部:
僕の中では、2025年の4月からキャプテンになって、監督も久保田さんに変わるなど体制がちょっと変わりました。

これまで僕自身キャプテンをやったことがなかったんですが、他の選手が何の練習してるのかを把握したり、みんなのコンディションを良くするためのスケジュールを組んだりもやっています。

これまでは自分しか見えてなかったんですけど、周りも見てやれるようになったことが僕にとっては、視野が広がったりプレー自体も前より充実したりしました。

そういう1年が過ごせたので、それが大きなきっかけだったかなという風に思ってます。


写真:三部航平(シチズン時計)にアドバイスを送る久保田監督/撮影:ラリーズ編集部

――改めてランク決定戦のマッチポイントのときの気持ちと、寝転がってるときの気持ちを教えてもらっていいですか?
三部:
マッチポイントのときは「とにかくミスってくれ、とにかく1点くれ」って思ってました(笑)。

選手生活は全然まだまだ続けるんですけど、「30近くなってきていずれは引退するわけだし、あと何回全日本出れるかわからない。卓球人生の終盤だな」と思って、勝ったあとに寝転がってしまった時は「ランク入れて本当に良かったな」と思って、ずっと天井見てました(笑)。

みんなに「思ったより寝転がってたな」って言われます。


写真:三部航平(シチズン時計)/撮影:ラリーズ編集部

――それだけ万感の思いだったわけですね。
三部:
僕の両親も昔から見ていて、全日本ランクに入れてない歯がゆい気持ちがあったと思うので。

それに僕は、入社してから結果を残したことがなくて。学生の頃はかろうじて表彰台やダブルスで結果を出せたりしてたんですけど、全日本社会人も最高ベスト16だし、全日本でもスーパーシードとかで負けるしという意味で、この5~6年ぐらいずっと勝ててませんでした。

久々に結果残せて、本当に嬉しいっていう気持ちです。

――いろんな方への恩返しになった大会ということですね。
三部:
そうですね。気持ちよくてたくさん語っちゃってすみません(笑)。ありがとうございました!


写真:三部航平(シチズン時計)/撮影:ラリーズ編集部

三部航平(シチズン時計)試合結果

1回戦

三部航平(シチズン時計)3-1 芝原巧(福岡大)
6-11/11-5/11-5/11-5

2回戦

三部航平(シチズン時計)3-0 岡本智心(野田学園高)
11-7/11-6/11-8

3回戦

三部航平(シチズン時計)3-0 平塚健友(遊学館ジュニア)
11-8/11-4/11-4

4回戦

三部航平(シチズン時計)4-0 萩原啓至(愛知工業大)
11-7/11-9/11-7/11-4

5回戦

三部航平(シチズン時計)4-1 馬渡元樹(日の出医療福祉グループ)
11-7/11-2/11-8/7-11/11-8

6回戦

三部航平(シチズン時計)0-4 吉村真晴(SCOグループ)
11-13/7-11/2-11/13-15

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