卓球技術・コツ 【卓球】ハイドサービスとは?禁止理由・反則の判定などを徹底解説
2026.10.01
文:ラリーズ編集部
今回は、卓球の「ハイドサービス」について解説します。どのようなサービスを指すのか、現在のルールでは何が禁止されているのか、審判に反則と判定された場合はどうなるのかを見ていきましょう。
このページの目次
卓球のハイドサービスとは?
ハイドサービスとは、サービスを出す際に、ボールを腕や体などで隠して相手に見えにくくするサービスのことです。「ハイド」は英語の「hide(隠す)」に由来します。
かつては腕などで打球の瞬間を隠すサービスも使われていました。しかし現在はサービスの開始から打球まで、ボールをレシーバーから隠してはいけないと定められています。
ハイドサービスは現在禁止されている
現在の卓球のルールでは、サービスの開始からボールを打つまで、サーバー本人やダブルスのパートナー、その衣服や持ち物によって、ボールをレシーバーから隠してはいけません。
また、ボールを投げ上げたら、ラケットを持たない側の腕と手を、ボールとネットの間の空間から直ちに外す必要があります。
つまり、打球する瞬間だけ腕をどかせばよいわけではありません。サービスの動作中は、レシーバーからボールが見えるようにすることが基本です。
どのようなサービスが反則になる?
例えば、ボールを投げ上げた後もフリーハンドをボールの前に残し、レシーバーの視界を遮るサービスは反則になります。体や衣服でボールを隠す場合も同様です。
ダブルスでは、サーバーだけでなく、パートナーがボールを隠すことも認められていません。
一方、サービスのフォームが独特であることや、回転が読みにくいことだけでハイドサービスになるわけではありません。問題になるのは、サービス中にボールがレシーバーから隠れていないかどうかです。
なぜハイドサービスは禁止された?
サービスを出す選手がボールを隠すと、レシーバーはラケットがボールに当たる瞬間を見られず、回転を判断しにくくなります。
レシーバーがボールを見て対応できるよう、現在のルールではサービス中にボールを隠すことが禁止されています。
隠すサービスへの規制は段階的に進みました。体で打球の瞬間を隠す「ボディーハイド・サービス」は1983年に禁止され、その後、腕などでボールを隠すサービスについてもルールが改められました。
現在は、サービス中のボールをレシーバーから隠してはならないことが明記されています。
ハイドサービスと判定されたらどうなる?
審判がサービスを不正と判定した場合は、サービスを出した側の失点となり、相手に1点が入ります。
ただし、審判がサービスの正当性について確信を持てない場合、その試合で最初の疑わしいサービスでは、プレーを止めて選手に注意することができます。
その後、同じ選手、またはダブルスのパートナーが明らかに正規と分からないサービスを出した場合は、不正なサービスと判定されます。
「最初は必ず注意だけで済む」という意味ではありません。審判が明らかな違反と判断したサービスは、最初から反則になります。
正しいサービスを出すためのポイント
サービスでは、開いた手のひらにボールを乗せ、ほぼ垂直に16cm以上投げ上げます。ボールを投げ上げたら、フリーアームと手を速やかにボールとネットの間から外しましょう。
写真:張本智和(トヨタ自動車)/提供:WTT
また、ボールはサービス開始から打球まで台の高さより上、サーバー側のエンドラインより後ろに置く必要があります。ボールの位置と腕の動きを意識し、相手と審判が確認しやすい形でサービスを出すことが大切です。
写真:張本美和(木下グループ)/提供:WTT
まとめ
ハイドサービスは、腕や体などでボールを隠し、相手から見えにくくするサービスです。現在のルールでは、サービスの開始から打球までボールをレシーバーから隠すことは認められていません。
サービスの回転を工夫することはできますが、ボールを見せることはルールの基本です。自分のサービスを見直す際は、投げ上げた後のフリーアームと、相手から見たボールの位置を確認してみましょう。






