写真:橋本帆乃香(デンソー)/撮影:ラリーズ編集部
大会報道 2ゲーム先取も逆転負け「チャンスがなかったわけではなかった」橋本帆乃香、世界ランク7位の中国選手に敗れ準々決勝敗退<卓球・チャイナスマッシュ2026>
2026.10.09
戦型:右シェーク裏粒
<卓球・チャイナスマッシュ2026 日時:10月1日~11日 場所:北京(中国)>
9日、チャイナスマッシュ2026は9日目を迎え、女子シングルス準々決勝では世界ランキング14位の橋本帆乃香(デンソー)と、同7位の陳幸同(チェンシントン・中国)が対戦した。
橋本帆乃香が8強敗退
過去の対戦成績では橋本が2連勝中だが、前回の対戦が2020年となり、6年ぶりの対戦となった。
第1ゲームから堅実に繋いでいく陳幸同に対して、橋本が積極的に攻撃を仕掛けながら得点に繋げていく。陳幸同も前後の揺さぶりを入れるが、第1ゲームを橋本がものにする。
写真:陳幸同(チェンシントン・中国)/撮影:ラリーズ編集部
第2ゲームでは1点を取り合う展開に。橋本がカットでの変化、両ハンドの攻撃など多彩な技術で得点に繋げる。長いラリー戦が続く中、橋本が第2ゲームを制した。
第3ゲームでは一転、陳幸同が攻撃のリズムを作り大きくリード。そのまま陳幸同が1ゲームを取り返す。第4ゲームでは橋本が連続攻撃で得点するなど互角の展開に。10-9から橋本のカットのボールが台の端に当たったが、審判はサイドと判定しデュースに突入。このデュースを陳幸同がものにする。
ゲームカウント2-2で迎えた第5ゲームは、陳幸同リードで試合が進む。そのままの流れで陳幸同が第5ゲームを制し、橋本は後がなくなった。
第6ゲームでも、強打や繋ぎともに鉄壁とも呼べる安定感を見せる陳幸同に、橋本の攻撃が尽く返球される。陳幸同の強打との緩急に橋本がミスを誘われ、10-5で陳幸同がマッチポイント。最後は、橋本のバックカットが台を越えていった。
勝利した陳幸同は、準決勝で佐藤瞳(日本ペイントグループ)と朱思冰(ジュシビン・中国)の勝者と対戦する。試合後、橋本がインタビューに答えた。
橋本帆乃香(デンソー)コメント
写真:橋本帆乃香(デンソー)/撮影:ラリーズ編集部
── 今の試合を振り返っていかがですか?
(ゲームカウント)2-0とリードして、(2-1になった)第4ゲームも10-9でリードしていた場面で、相手の得点になったシーンがありましたけど、あそこは恐らくエッジで入っていたんじゃなかなと。第2コートはTTRが適用されていなかったので、審判に従うしかなかったですし、もう終わってしまったことなのでわからないんですが。
運にはなってしまいますけど、(今日のゲームでは)そこが一番の勝負の分かれ目だったんじゃないかなとは思います。あそこで2-2になるか3-1でリードするかで、自分の精神も相手の精神も絶対違うと思うので。
今日の試合は、あそこで運が味方をしてくれなかったなという部分が引っかかっていますね。
── 第1、第2ゲームでは、橋本選手のカットで相手がミスする展開も多かったと思いますが、手応えとしてはいかがでしたか?
相手も様子を見ながらやっていたんじゃないかなという部分はあって。7ゲームズマッチなので、最初の2ゲームを取られてもまだ間に合う部分は、5ゲームズマッチに比べるとあると思いますし、逆にそこで修正されて負けてしまったのは、自分の技術や戦術の組み立て力が足りなかったと思います。
自分も、2ゲームを先取してからも、それまでと同じように相手のミス待ちをしてしまった部分が多かったので、そこで駆け引きをもう少しできていれば、試合の流れも変わっていたんじゃないかなと思います。
写真:橋本帆乃香(デンソー)/撮影:ラリーズ編集部
── 駆け引きというのは、橋本選手自身から攻める展開を少し増やす、というようなことですか?
そうですね。サービスの立ち位置を変えたり、3球目攻撃をしたり、もう本当にちょっとしたことですけど。攻撃を入れるのかカットするのかで、もうちょっとメリハリを入れるというか。
第1、第2ゲームは様子を見つつすごく我慢するゲームだったと思うので、そこで相手が慣れてきてミスも減っていたので、プレッシャーをかける意味でも、もう少し攻撃をしたほうが良かったのか、何か変える部分が必要だったのかなとは、終わってみて感じますね。
── 今回の試合前にも、いろいろ準備をされてうたとは思いますが、それらは試合で発揮できましたか?
今日は本当に基本的な練習をして試合に臨んだんですけど、最初は自分が思っている以上にカットやツッツキの変化が効いていたので、「いけるんじゃないか」という気持ちになって。でも、そこをうまく修正してくるのが中国のトップの選手なんだなと改めて感じました。
── 今回、グランドスマッシュベスト8という結果でしたが、大会全体を通しての手応えはいかがですか?
率直にポイントだけ考えると、ベスト8に入れて580点取れたのは大きなことだと思います。でも、今の試合もチャンスがなかったわけではないので、勝てなかった悔しさのほうが本当に大きいですね。
── 次はアジア選手権が控えていると思いますが、次戦に向けて一言お願いします。
また一週間後にアジア選手権があるんですけど、そこは世界卓球の切符を取るための大事な試合なので、この大会で満足せずに、一度帰国してリセットして、またしっかり気持ちを入れ直して、次の大会に臨めるようにしたいなと思っています。
女子シングルス準々決勝
写真:橋本帆乃香(デンソー)/撮影:ラリーズ編集部
〇陳幸同(チェンシントン・中国)4-2 橋本帆乃香(デンソー)
5-11 / 8-11 / 11-2 / 12-10 / 11-3 / 11-6








