文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアープラチナ・オーストラリアオープン 2019年7月9日~7月14日>
大会4日目の12日、女子シングルス準々決勝に石川佳純(7月世界ランキング6位・全農)が登場し、世界ランク1位の陳夢(チェンムン・中国)と対戦した。陳夢とは4月に行われたアジアカップで対戦し、その際は1-4で敗戦している。
第1、第2ゲーム、陳夢の両ハンドのパワーに押され、2ゲームを連取される。第3ゲームはデュースとなると、最後は幸運なネットインもあり、13-11で石川が1ゲームを取り返す。続く第4ゲームは陳夢が取り、迎えた第5ゲーム。石川は序盤6-1のリードを奪うとこのゲームを11-8で取り、ゲームカウントを2-3とする。
第6ゲーム、石川は7-5での長いラリーを制すと、勢いそのままにゲームを奪い、試合の行方は最終第7ゲームへ。最終ゲーム3-3から石川が7連続ポイントで10-3とマッチポイントを握る。最後は石川のツッツキがネットにかかり、これを陳夢がミス。石川が大逆転で世界ランク1位の陳夢に金星をあげ、準決勝進出を決めた。
石川佳純 コメント
写真:石川佳純(全農)/撮影:ラリーズ編集部
ずっと悔しい時期が続いていて、自分自身中国選手にはずっと勝ててないというのもわかっていた。今日勝てばオリンピックにグッと近づくと思って、最後の一本まであきらめないように自分に言い聞かせてプレーした。
1-3になったときもベンチの邱さんに「全然いいプレーできているから、このまま相手の打ってくるコースを待って狙い打ちしなさい」と言われたので、負けていてもマイナスにならずに、守りに入らないプレーができた。
自分を信じてやることが大事と自分自身思ってプレーできたので、この2大会はすごく良かった。明日もいい流れに乗っていいプレーがしたい。
これから自分が頑張るための最高のプレゼントになった。
詳細スコア
写真:石川佳純(全農)/撮影:ラリーズ編集部
〇石川佳純 4-3 陳夢(中国)
6-11/6-11/13-11/6-11/11-8/11-5/11-5