【卓球動画解説】出雲卓斗(明治大)vs 緒方遼太郎(早稲田大)|今日の1試合 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

卓球動画 【卓球動画解説】出雲卓斗(明治大)vs 緒方遼太郎(早稲田大)|今日の1試合

2019.07.23

文:ラリーズ編集部

福原愛、水谷隼、丹羽孝希ら日本のトップ選手を輩出し一時代を築いた青森山田中・高を14年間に渡って指導した名将・板垣孝司氏。

その板垣氏がトップ選手から年代別、ジュニア選手まで幅広い試合動画について両選手の特徴、勝敗を分けたポイントを語る。

今回は、2019年 春季関東学生卓球リーグ戦 男子1部の「出雲卓斗(明治大)vs 緒方遼太郎(早稲田大)」。

両選手の特徴

29年度全日本選手権では森薗選手、高木和選手を連破し旋風を起こした緒方選手。チキータ・YGサーブと現代卓球の最新技術を得意とし、グイグイ攻めいく卓球は一度勢いに乗ったら最後まで攻めまくります。

小学校時代から全国で大活躍している出雲選手は、多彩なサーブからセンス溢れる両ハンドのドライブ、カウンタープレーを得意としています。特に速い打球点で対戦相手を振り回すバックハンドのコース取りは素晴らしいです。

見どころ

お互いに完成度が高く、隙のないオールラウンドプレーを得意としているので、高速ラリーから迫力あるダイナミックなラリーまで卓球の醍醐味が期待できる好カードです!

勝負を分けたこの1本

※ページトップと同一の試合動画について、再生開始箇所を調整してお送りします。

第5ゲーム8対8での緒方選手のサーブからのチキータ処理です。

両選手ともにチキータに威力があるため、十分な体勢からチキータを打たれてしまっては3球目でブロックすることすら難しい試合でした。特に出雲選手はバック前にくるサーブに対するチキータの威力が強烈です。この最終場面で緒方選手はフォア前へのサーブを選択しました。

少しでもチキータの威力を落とさせ、一本しっかりブロックしてからラリーを組み立てる戦術に瞬時に変更した点が素晴らしいです!

板垣’s EYE

第5ゲーム7対4、8対7の場面での両選手のプレーは、両者のレベルの高さを示している高速スーパーラリーでした!次回の対戦でも好試合になることは間違いないでしょう。再戦が楽しみです!

試合情報

大会名:平成30年度春季 関東学生卓球リーグ戦 第6戦
選手名:出雲 卓斗(明治大)vs 緒方 遼太郎(早稲田大)
大会種別:個人戦、シングルス、国内
試合結果:出雲 2-3 緒方

2019年春季関東学生卓球リーグ戦 男子動画はコチラ

映像提供:LaboLive

監修協力:Shakehands