文:ラリーズ編集部
今回は、2023年の全日本選手権で女子シングルスベスト16入賞(ランク入り)を果たした皆川優香(大阪成蹊大)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的情報から国際大会での戦績についても触れます。
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このページの目次
皆川優香とは?
皆川優香は2014年全日本選手権カデットの部(13歳以下)女子シングルスにて準決勝で出雲美空、決勝で長﨑美柚を破って優勝した実績を持っている選手です。国際大会でも2017年ITTFジュニアサーキット・ポーランド大会女子シングルスで見事優勝するなど日本女子卓球界を大いに賑わせる存在でもあります。
現在はTリーグにも参戦し、日本生命レッドエルフに所属しています。
皆川優香のプロフィール
皆川優香(みながわゆうか)は2001年5月2日生まれの22歳(2023年11月時点)で、大阪府出身です。
1994年の全日本大学総合卓球選手権大会男子ダブルスで優勝経験のある父・皆川顕一氏の影響で幼少期から卓球に親しんできました。その父が経営している関西卓球アカデミーにてコーチを受けながら卓球を練習してきました。
初めて日の目を浴びたのは2014年全日本選手権カデット(13歳以下)の部。当時前評判の高かった出雲美空をベスト4で、長﨑美柚を決勝で倒すという大金星を挙げて優勝を飾り、下馬評を覆す活躍により世間の注目を集めました。
写真:皆川優香/撮影:ハヤシマコ
皆川優香は卓球日本女子代表としてリオ五輪卓球女子団体で銅メダル(福原愛、石川佳純、伊藤美誠)を獲得した伊藤美誠(スターツ)と同じ昇陽中学校に進学。2016年に全国中学校選抜大会団体優勝を果たします。
高校は神須学園高校に進学。2017年のITTFジュニアサーキット・ポーランド大会にて女子シングルス優勝を果たすという国際大会での華々しい実績を残しました。
高校までに素晴らしい実績を残してきたため、日本生命レッドエルフにの一員としてTリーグにも参戦することになりました。2020年4月には、父・顕一氏が監督を務める大阪成蹊大学に進学しました。大学では姉・愛華とともにプレーすることになります。
皆川優香のプレースタイル
皆川優香の戦型は、右シェーク裏裏のドライブ型です。恵まれた体格を活かした前中陣でのパワフルな両ハンドドライブで攻め崩すのを得意としています。スピードと威力が凄まじく、他を圧倒するプレーも然る事ながらバランス良い攻撃力をあわせ持つ、ユーティリティプレイヤーでもあります。
サーブは巻き込みサーブや投げ上げサーブ、バックサーブなど多彩なサーブを駆使して強力な3球目攻撃につなげます。レシーブでは、ツッツキやストップなどの安全なレシーブでつなぎ、得意のラリーで得点する場面が多くみられます。
皆川優香の使用用具
皆川優香の使用用具は、現在調査中です。
皆川優香の世界ランキング
2023年11月時点で皆川優香は世界ランキングを持っていません。最高ランキングは173位(2017年6月)です。
皆川優香の国内大会での主な戦績
2011年 | 全日本選手権カブの部 | 女子シングルス:優勝 |
2014年 | 全日本選手権カデットの部 | 女子シングルス:優勝 |
2015年 | 全中 | 女子団体:3位 |
東京選手権 | カデット女子シングルス:優勝 | |
2016年 | 大阪国際招待選手権 | ジュニア女子シングルス:優勝 |
全中選抜 | 女子団体:優勝 | |
東京選手権 | カデット女子シングルス:優勝 | |
2020年 | 関西学生選手権 | 女子シングルス:優勝 |
2021年 | 関西学生選手権 | 女子シングルス:優勝 |
2022年 | 全日学 | 女子シングルス:3位 |
2023年 | 全日本選手権 | 女子シングルス:ベスト16 |
皆川優香の国際大会での主な戦績
2017年 | ITTFジュニアサーキットポーランド大会 | ジュニアシングルス:優勝 |
ITTFジュニアサーキットスペイン大会 | ジュニアシングルス:ベスト4 |
まとめ
同世代に伊藤美誠、平野美宇、早田ひな、加藤美優と日本卓球女子代表として世界の最前線で戦うライバルがいる中で今後の成長次第ではそこに食い込む可能性を持つ皆川優香。恵まれた体格を活かしたプレーは日本女子卓球界に新たな旋風をもたらすでしょう。
皆川優香の長所であるパワープレイを更に向上させつつ、課題である俊敏性や細かいプレー、メンタルコントロールを如何に克服するかがカギとなるでしょう。計り知れない伸び代を持つ皆川優香の活躍に期待しましょう。