最新テクノロジーを使った新感覚卓球ゲームがみなとみらいに登場 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

ラリーズイベント 最新テクノロジーを使った新感覚卓球ゲームがみなとみらいに登場

2018.02.19

からっと晴れた週末のみなとみらいには、新しい卓球の楽しみ方を満喫する人々で溢れていた。



話題のMR(複合現実)と卓球を組み合わせた新感覚卓球アクティビティゲーム「PONG!PONG!」が、2月16日から18日の3日間限定で、NTL中目卓球ラウンジ Yokohama Bay Cafeに登場した。

新感覚卓球アクティビティゲーム「PONG!PONG!」。一番左の黄色いキャラクターがメインの「ポンキチ」

「PONG!PONG!」は卓球台にプロジェクションマッピングを投影し、台上に映るブロックをピンポン球で破壊して点数を競い合うゲーム。開発を手がけたのはモバイルゲーム事業を展開する株式会アカツキ(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:塩田元規)だ。

ピンポン玉が跳ねた場所にあるブロックが次々破壊され、色のついた黄色や虹色のブロックに当てると大爆発して高得点が狙える。

「ポンキチ」をはじめとした4種類の可愛らしいキャラクターが登場し、自分が選んだキャラクターによって破壊のされ方も変わる。難易度も2種類あり、何度やっても飽きないゲームとなっている。

今回は1回100円でプレーできて、60秒の制限時間で3ゲームできる仕組みになっていた

体験した人は「ブロックが破壊されるときの爆発音が本格的で、まさに“ゲームをしている”という気分になった」と語り、プレーする人々からは終始笑い声が絶えなかった。

卓球の強さに関係なく誰もが「これはハマる」と口を揃えた

株式会社アカツキでPONG!PONG!の開発を手がける白木さんは「ゲームのスタートボタンを指で操作するのではなく、ボールを弾ませることで画面が動く点がこのシステムの画期的なポイントです」と語る。卓球台の横に設置された2台のカメラでボールの弾みを検知しており、お客さんはプレー前のボタン操作の時点で興味津々だ。

卓球台の真横に取り付けられた2台のカメラ

取材時には、カップルから家族連れ、スーツ姿の男性たちまで、幅広い客層で賑わっていた。

開発にあたっては「強さを問わずに誰もが心地よく楽しめるようなゲーム」になることを意識したといい、対戦ゲームとはいえ、ラリーが長く続くほど2人とも得点が高くなるように設計されている。そのため、卓球初心者同士でも、経験者と初心者の組み合わせでも双方が十分に得点を取れる仕組みになっている。

体験した20代の女性は「彼氏は卓球経験者だけど私は運動神経も悪いから不安だったけど、PONGPONGは卓球未経験の人でも勝てて面白かった」と話した。

体験した女性は「生まれて初めて卓球が楽しいと思った」と語った

卓球経験がある人は、時折鋭い球が決まると「よしっ」と声をあげた。しかし、その直後に「違った、これは打ち負かしちゃいけないんだった」と言って笑った。卓球とは違った勝ち方に最初は戸惑いつつも、コツを掴んで場所を狙えてくるとさらに面白さが倍増していくようだった。

NTL中目卓球ラウンジ Yokohama Bay Cafeの池田さんは、ゲームの看板を見て興味を示して来店したお客さんが大勢いたことに感謝の意を述べるとともに、「実は僕がPONG!PONG!の歴代最高得点保持者なので、僕への挑戦状も待っています」と語った。

PONG!PONG!は来月に海外でも披露される予定で、世界の卓球シーンを一新するゲームとして今後ますますプレーできる場が増えていく予定だ。

取材・文・写真:赤羽ひな(Rallys編集部)