文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアープラチナ・ドイツオープン 2019年10月8日~10月13日>
13日、ITTFワールドツアープラチナ・ドイツオープンは、最終日を迎え女子シングルス決勝が行われた。決勝は、伊藤美誠(スターツ)と孫穎莎(スンイーシャ・中国)という顔ぶれとなった。18歳同士の対決は4-1で孫穎莎が勝利し、今年ワールドツアー3大会目の優勝を飾った。
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伊藤美誠、同い年ライバルに2連勝ならず
写真:孫穎莎(中国)/提供:ittfworld
孫穎莎が伊藤に勝利し、今大会を優勝で終えた。伊藤に対しては、先週のスウェーデンオープンで敗戦していたが、リベンジを果たした結果になった。
孫穎莎は、前回対戦で手を焼いていた伊藤のサーブを攻略し、伊藤にチャンスを作らせなかった。さらに、ロングサーブを多用し伊藤に効果的なレシーブをさせず、ラリー勝負に持ち込んだ。中国選手の徹底した戦術に、伊藤は苦しめられた。試合終盤は孫穎莎の勢いを止めることが出来ず、伊藤は2大会連続の準優勝となった。
これで孫穎莎は、今年ジャパンオープン、オーストラリアオープンについで3大会目のワールドツアー優勝を飾った。また、9月のアジア選手権も優勝しており、若冠18歳にして世界トップクラスの成績を収めている。
敗れた伊藤は、孫穎莎に対して2連勝とはならなかった。両選手は、お互い18歳と同い年。卓球界を引っ張るライバルの今後の戦いにも注目だ。
詳細スコア
伊藤美誠 1-4 〇孫穎莎(中国)
3-11/11-9/5-11/5-11/4-11