文:ラリーズ編集部
<ITTFチャレンジ・ポーランドオープン 2019年10月16日~10月20日>
ITTFチャレンジ・ポーランドオープンは19日、男女シングルス準々決勝まで、男女ダブルスは準決勝までを終えた。日本勢は女子ダブルスの橋本帆乃香/塩見真希(ともにミキハウス)が準決勝に勝利し、20日の最終日に残った。
篠塚、曽根、横谷の愛工大名電高トリオがベスト16
写真:篠塚大登(愛工大名電高)/提供:ittfworld
男子シングルス、日本勢は曽根翔、篠塚大登、横谷晟(すべて愛工大名電高)の3選手がシングルス3回戦に臨んだ。
篠塚大登は、2018年世界ジュニア王者の徐海東(シュハイドン・中国)と対戦。徐は2回戦で愛工大名電の先輩、田中佑汰(愛知工業大)を4-1で破って勝ち上がった選手だ。篠塚は先輩の“敵討ち”を目指して中国選手に挑んだが、3-4で惜敗。惜しくも3回戦敗退で、ベスト16で大会を終えた。
曽根はブラジルのティアゴ・モンテイロに、横谷は中国の18歳、徐瑛彬(シュインビン)に、ともに0-4で敗れた。愛工大名電高の3選手は男子シングルスベスト16となった。
早田ひな、橋本帆乃香はベスト8
写真:チェコOPでの張薔(中国)/提供:ittfworld
女子シングルスは、早田ひな(日本生命)、橋本帆乃香、大藤沙月(ミキハウスJSC)の3選手がベスト16に勝ち残り、3回戦に臨んだ。
大藤沙月は3回戦で中国の25歳、張薔(ジャンチャン)の0-4で敗れ、ベスト16で大会を終えた。
早田と橋本は3回戦を突破。早田はつづく準々決勝で、大藤を破った張薔との対戦となったが、2-4で敗れた。橋本は梁夏銀(ヤンハウン・韓国)との激闘の末、3-4で敗れ、惜しくも敗退となった。早田と橋本は女子シングルスをベスト8で終えた。
女子ダブルスでは、橋本帆乃香/塩見真希が準決勝で中国の張薔/范思琦(ファンシチ)を3-2で破り、決勝にコマを進めた。大藤沙月/芝田沙季(ミキハウス)は準々決勝で韓国の李恩惠(イウネ)/申裕斌(シェンユービン)に惜しくも敗れた。
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ポーランドOP 最終日の見どころ
日本勢で最終日に勝ち残ったのは女子ダブルスの橋本/塩見。パラグアイOPチャンピオンの同ペアは、決勝では、大藤/芝田を破った李恩惠/申裕斌と対戦。日本の、そしてまたミキハウスのチームメイトとして、敵討ちを目指す。
男子シングルス準決勝
徐瑛彬(中国)-徐海東(中国)
マレク・バドフスキ(ポーランド)-パク・チャンヒョク(韓国)
ベスト4は中国の若い2人と、地元ポーランドのバドフスキ。そして、韓国のパクの4選手。パクは2016年以来のツアー参加で、世界ランクをもっていなかったが、第1シードのギオニス(ギリシャ)を破り、堂々のベスト4だ。
女子シングルス準決勝
何卓佳(中国)-張薔(中国)
梁夏銀(韓国)-陳熠(中国)
ベスト4は3選手を中国が占めている。中国以外の選手では、橋本を破った梁夏銀が勝ち残った。梁が中国の壁を崩すか、王国・中国がやはり強さをみせるか、注目だ。