大会報道 【世界卓球2018】日本女子 予選で警戒すべき欧州勢とは
2018.04.30
文:ラリーズ編集部
<世界卓球選手権(団体)2018年4月29日〜5月6日・ハルムスタッド>
29日、卓球の世界選手権(世界卓球)がスウェーデンのハルムスタッドで開幕し、日本女子はウクライナに3-0で完勝。幸先の良いスタートを切った。予選グループBに入った日本は残り4試合全勝で予選リーグ1位での決勝トーナメント進出を目指す。
その対戦相手の中から、日本女子の予選の山場となるライバルチームを紹介する。
世界卓球2018女子予選対戦国
*時間は全て日本時間
4/29(日)17:00 ウクライナ
4/30(月)3:00 エジプト
4/30(月)20:00 ハンガリー
5/1(火)17:00 オーストリア
5/2(水)2:00 アメリカ
女子予選グループBで日本に立ちはだかるライバルとは?
ハンガリー:T2 APACで活躍のエースを抑えられるか(予選2日目に対戦)
ハンガリーのエースであるポータ(4月度世界ランキング16位)は日本の水谷隼(木下グループ)、張本智和(JOCエリートアカデミー)、早田ひな(日本生命)らとともにT2 APAC(アジア太平洋プロリーグ)に参戦し腕を磨いたベテランプレーヤー。台から下がらず、バックハンドサーブを出してからフォアとバックの両ハンド強打で相手よりも先に攻める。また日本選手よりも一回り体が大きく、攻撃ボールにパワーがある点にも警戒が必要だ。オーストリア:予選一番の山、帰化選手に警戒(予選3日目に対戦)
オーストリアのリュウ・ジャ(世界ランク42位)は中国からの帰化選手で世界ランク9位だったこともある実力者だ。ベテランらしく、ラリーになると抜群の安定感を誇る。そしてオーストリアには今年に入り世界ランク急上昇させたポルカノバ(同21位)もいる。ポルカノバは身長180cmと女子選手の中ではトップクラスに長身で、リーチが長い。左腕から繰り出されるサーブからの威力ある攻撃と守備範囲の広さは日本にとって脅威だ。今大会の決勝トーナメント進出条件
全24チームが参加するチャンピオンシップディビジョンは予選リーグ4グループ(6チームずつ)で、グループ首位通過はそのまま準々決勝に、上位3位までに入れれば決勝トーナメント進出となる。
トップ写真:田村翔/アフロスポーツ