文:ラリーズ編集部
31日、ATTU(アジア卓球連合)は、2月28日~3月1日、中国海南省で開催が予定されていたアジアカップの延期を発表した。中国の都市における新型コロナウイルス感染の危険性を考慮しての開催延期となった。
日本からは張本智和(木下グループ)、丹羽孝希(スヴェンソン)、伊藤美誠(スターツ)、石川佳純(全農)が招待選手として、参戦が予定されていた。
直近のアジアカップは横浜開催で日本勢も3位入賞
写真:2019年アジアカップで3位入賞した丹羽孝希/撮影:ラリーズ編集部
アジアのトップ選手が集うアジアカップは、直近2018年、2019年と2年連続で横浜で開催されていた。男子は樊振東(ファンジェンドン・中国)、女子は朱雨玲(ジュユリン・中国)がともに優勝を果たしており、中国の強さを改めて見せつけられる結果となっていた。日本勢では、2019年大会で男子は丹羽3位、張本4位、女子は石川3位、平野6位という結果を収めていた。
パラ卓球や他のスポーツにも新型コロナウイルスの影響
また、パラ卓球でも3月12日~15日で予定されていた中国オープンが、新型のコロナウイルスの感染拡大により開催延期。他にも、アルペンスキー男子ワールドカップの中止や女子サッカーのアジア最終予選の開催地変更など、中国で開催予定の各スポーツが延期・中止対応を余儀なくされている。
新型コロナウイルスに関しては、外務省が中国湖北省全域には渡航中止を勧告。世界保健機関(WHO)が緊急事態を宣言するなど世界的な問題へと発展している。