文:ラリーズ編集部
<ノジマTリーグ2019/20シーズン 2月15日(土)東和薬品RACTABドーム>
15日、卓球Tリーグ女子で日本生命レッドエルフ(以下、日本生命)がトップおとめピンポンズ名古屋(以下、トップ)をマッチカウント3-1で下し、リーグ1位でのプレーオフファイナル進出を決めた。
1位の日本生命は、3月14日、両国国技館で木下アビエル神奈川とセカンドシーズン女王の座をかけて争うこととなった。
前半戦は1-1のタイで折り返す
写真:同級生コンビが先陣を切った/提供:©T.LEAGUE
日本生命は今季最終戦。日本生命が勝利し勝ち点3以上を獲得すればリーグ1位が確定する中での試合となった。
第1マッチのダブルス、森さくら/前田美優(日本生命)の23歳同級生コンビと森田彩音/梅村優香(トップ)の中央大コンビの対決となった。梅村のバックの異質ラバーによる変化と森田の打点の早い速攻に対して、森/前田ペアは柔軟に対応を見せ、最後は森のパワードライブで勝負あり。第1マッチは日本生命に軍配が上がった。
写真:一矢報いたリン・イエ/提供:©T.LEAGUE
第2マッチは日本生命からはSランクの于夢雨(ユモンユ)が登場し、同じシンガポールのリン・イエと相まみえた。リン・イエは緩いボールを捌ききれず苛立つ場面も見せたが、最後まで攻めの姿勢を貫き、ゲームカウント3-1で于夢雨を下した。これで日本生命とトップはマッチカウント1-1となった。
15歳・赤江が12歳差対決を制す
写真:15歳ながらパワフルな卓球を見せた赤江/提供:©T.LEAGUE
第3マッチは15歳現役中学生の赤江夏星(日本生命)と、27歳の森薗美咲(トップ)の対戦が組まれた。第1ゲームを赤江が11-3で奪う。第2、3ゲームはデュースとなるが、台の角に当たるラッキーなエッジボールも味方し、赤江がストレート勝ちを収めた。
森さくらが14勝目!日本生命リーグ1位確定
写真:14勝目をあげた森さくら/提供:©T.LEAGUE
リーグ1位確定に王手をかけた日本生命は、現在Tリーグ最多勝の森が登場。森田の速攻に手を焼き、第1ゲームこそ接戦となるも第2ゲーム以降は圧倒し、勝利の女神は森に微笑んだ。
勝利の瞬間、大きな雄叫びをあげた森がTリーグ女子シングルス最多勝を独走する14勝目を手にした。女子シングルスマッチ勝利数2位は11勝の石川佳純(木下アビエル神奈川)だが、ポルトガルオープン参戦のため15日、16日のTリーグには出場しない。そのため、森の女子シングルス最多勝も確実となるとともに、日本生命のリーグ1位も確定した。
厚い選手層を誇る日本生命
写真:強力な応援団とともに記念撮影/提供:©T.LEAGUE
日本生命は昨シーズンリーグ2位ながら、プレーオフファイナルを制し初代女王に輝いた。今シーズンはレギュラーシーズンで1位となりプレーオフファイナルを迎える。
平野美宇、早田ひな、陳思羽(チェンズーユ)、田志希(チョンジヒ)らの世界でも活躍する実力者に加え、チームを支えた森、前田の同級生コンビ、途中加入ながらダブルス3勝の15歳・赤江など厚い選手層を誇っている。木下アビエル神奈川とのプレーオフファイナルではどのような戦いを見せてくれるのか。期待が高まる。
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スコア 〇日本生命レッドエルフ 3-1 トップおとめピンポンズ名古屋
〇森さくら/前田美優 2-0 森田彩音/梅村優香
11-6/11-10
于夢雨 1-3 〇リン・イエ
7-11/11-3/9-11/9-11
〇赤江夏星 3-0 森薗美咲
11-3/11-10/11-10
〇森さくら 3-0 森田彩音
11-9/11-3/11-4