文:ラリーズ編集部
国際卓球連盟(ITTF)は11月25日より開催する新大会、WTTマカオの試合方式を発表している。WTTは卓球の商業化を目的とした新大会で、現行のワールドツアーやチャレンジシリーズなどの個人戦の大会は、2021年よりWTT構想のもと、新たな名称、新たな形式の大会に置き換えられる計画となっている。
試合のスケジュールと試合方式
5日間に渡って行われるWTTマカオだが、試合のスケジュールは以下の通り。
バトル1(25日)
バトル2(26日)
トップ4シードバトル(25、26日)
準々決勝(27日)
準決勝(28日)
決勝(29日)
最初の2日間では、出場選手16名がランキング順にわけられ、1-4位、5-16位でそれぞれ試合が行われる。
写真:劉詩雯(リュウスーウェン・中国)/提供:ittfworld
まず、初日に予選バトル1としてランキング9-16位が抽選で対戦相手を決定し、勝利した4選手が2日目の予選バトル2に駒を進める。予選バトル2では、ランキング5-8位の選手と、予選バトル1で勝利した4選手が対戦し、勝った4人が準々決勝に進出する。
写真:2019グランドファイナルの鄭栄植/提供:ittfworld
また、初日、2日目の間で、ランキング1-4位の選手が準々決勝のシード決定戦「トップ4シードバトル」を行う。トップ4シードバトルは新方式「ラッキー8」が導入され、5ゲームマッチ 8ポイント制の全ゲームでデュースなしでの試合となる。3日目以降は勝ち残った8選手で準々決勝以降が行われる。
予選バトルと準々決勝は、5ゲームマッチの11ポイント制、準決勝は7ゲームマッチの11ポイント制、決勝は9ゲームマッチの11ポイント制でそれぞれ最終ゲームのみデュースありとなる。
出場選手
WTTマカオには男女16選手ずつが出場予定で、ITTFは現時点で男女6選手ずつを発表している。
男子
王楚欽(ワンチューキン・中国)
林昀儒(リンインジュ・チャイニーズタイペイ)
林高遠(リンガオユエン・中国)
許昕(シュシン・中国)
鄭栄植(チョンヨンシク・韓国)
アハメド・アリ・サレフ(エジプト)
女子
田志希(ジョンジヒ・韓国)
王藝迪(ワンイーディ・中国)
劉詩雯(リュウスーウェン・中国)
馮天薇(フォンティエンウェイ・シンガポール)
アドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)
王曼昱(ワンマンユ・中国)