【卓球】欧州の帝王・ドイツ男子 ボル、オフチャロフら強敵揃い|東京五輪ライバル国特集 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:2018年世界選手権でのドイツチーム/提供:ittfworld

卓球プレーヤー向け 【卓球】欧州の帝王・ドイツ男子 ボル、オフチャロフら強敵揃い|東京五輪ライバル国特集

2020.01.08 文:ラリーズ編集部

中国や韓国、日本といったアジア勢に対抗する存在として注目を集めるドイツ。「欧州の帝王」とも呼ばれ、現在のヨーロッパ卓球界を牽引している。東京五輪でも日本のライバルになるであろうチームの一つだ。今回はそんなドイツの成績や名選手たちを紹介し、さらにその強さの理由に迫る。

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メダル常連国・ドイツ

まずはドイツの戦績を振り返ってみよう。世界選手権団体では2004年ドーハ大会から2018年ハルムスタッド大会までの8大会で、5枚の銀メダルと1枚の銅メダルを獲得しており、表彰台の常連国となっている。また五輪では団体競技が種目に加わった2008北京五輪から3大会連続でメダルを獲得している。

日本ともたびたび激戦を繰り広げている。直近のチームワールドカップでは日本が勝利したものの、2010年〜14年の世界選手権ではドイツが3連勝するなど、日本にとって大きな脅威となる存在だ。

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ドイツの英雄たち

ここではドイツチームを支えてきた選手たちを紹介する。どの選手も素晴らしい実力と実績を持ち、英雄と呼ぶのにふさわしい選手ばかりだ。

ヨルグ・ロスコフ


写真:ヨルグ・ロスコフ/提供:ittfworld

まずは1990年頃から2000年代前半まで活躍したヨルグ・ロスコフだ。1989年の世界選手権で男子ダブルス金メダル、さらに五輪でもダブルスで銀メダル、シングルスで銅メダルを獲得するなど、輝かしい実績を持つ。ドイツを表彰台常連国へ導いた立役者といえるだろう。選手生活終盤の2007年に日本の水谷隼と対戦したこともあり、若き水谷をストレートで下している。現在はドイツの監督としてチームの指揮をとっている。

ティモ・ボル


写真:ティモ・ボル/提供:ittfworld

続いては言わずと知れたドイツのスター、ティモ・ボルだ。2000年頃から現在まで、実に約20年間ほどドイツを支え続けている。ワールドカップで2度の優勝、2011年世界選手権では銅メダルを獲得している。対日本選手で見ても圧倒的な戦績を誇り、張本智和水谷隼、丹羽孝希らにすべて勝ち越している。40歳を目前にして、まだまだ健在のプレーを見せるボル。これからの活躍にも期待がかかる。

ドミトリ・オフチャロフ


写真:ドミトリ・オフチャロフ/提供:ittfworld

続いてはドミトリ・オフチャロフだ。2000年代後半から現在まで、ボルとともにドイツの主力としてチームを支える。活躍としてはやはりロンドン五輪での男子シングルス銅メダルが印象的だろう。張本や丹羽といった日本の主力選手にも勝ち越しており、今後もドイツのエースとして立ち塞がるだろう。

パトリック・フランチスカ


写真:パトリック・フランチスカ/提供:ittfworld

最後はパトリック・フランチスカだ。ボルやオフチャロフに続く選手として力をつけてきており、世界ランクも15位前後をキープしている。他のヨーロッパ選手が霞むほどの大きな体格を生かしたパワーボールが強みだ。ダブルスではボルと組み、今年のチームワールドカップでは丹羽/吉村ペアを圧倒。東京五輪でもこのペアは脅威となりそうだ。

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強さの秘密・ブンデスリーガ

ドイツの強さを支えているのはやはりブンデスリーガだろう。1960年から続く歴史の長い卓球リーグだ。金銭面の条件がよく、各国から選手の集まるレベルの高いリーグとなっている。各チームと地域のつながりも強く、ドイツ国民と卓球というスポーツの架け橋となっている。

その国の競技レベルを左右するのは競技人口や国民の関心、国内におけるそのスポーツの位置づけなどといった要因が大きいだろう。その点で、ブンデスリーガが築いてきた卓球文化が存在し、国民に広く卓球が浸透しているドイツが卓球強国となるのは納得がいく。また、そうした背景から生まれたボルのようなスター選手の存在が、子供たちの憧れとなり、新たな選手が誕生するきっかけになっていくことだろう。

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ドイツ対日本 直近の対戦成績

2019年 チームワールドカップ準決勝

○日本 3-1 ドイツ

丹羽孝希/吉村真晴 1-3 ○ボル/フランチスカ
11-7/2-11/5-11/5-11

○張本智和 3-1 オフチャロフ
11-8/9-11/11-8/11-2

○吉村真晴 3-0 ボル
11-7/11-9/13-11

○張本智和 3-1 フランチスカ
7-11/11-7/11-7/14-12

2016年 リオデジャネイロ五輪準決勝

○日本 3-1 ドイツ

吉村真晴 0-3 ○オフチャロフ
8-11/3-11/3-11

○水谷隼 3-0 ボル
11-9/11-5/12-10

○丹羽孝希/吉村真晴 3-1 ボル/シュテガー
11-5/13-15/11-4/11-5

2014年 世界選手権準決勝

日本 1-3 ○ドイツ

丹羽孝希 1-3 ○ボル
18-16/5-11/4-11/12-14

○水谷隼 3-2 オフチャロフ
11-8/16-18/6-11/11-6/11-8

松平健太 2-3 ○フランチスカ
10-12/11-7/11-6/5-11/5-11

水谷隼 0-3 ○ボル
6-11/5-11/6-11

2012年 世界選手権準決勝

日本 1-3 ○ドイツ

水谷隼 0-3 ○オフチャロフ
7-11/13-15/11-13

丹羽孝希 0-3 ○ボル
5-11/7-11/9-11

岸川聖也 3-1 バウム
11-9/11-6/5-11/13-11

水谷隼 0-3 ○ボル
6-11/8-11/11-13

2010年 世界選手権グループリーグ

日本 2-3 ○ドイツ

○水谷隼 3-0 オフチャロフ
14-12/12-10/11-8

岸川聖也 2-3 ○ボル
4-11/11-8/11-9/2-11/7-11

吉田海偉 2-3 ○ズース
11-6/11-9/9-11/9-11/4-11

○水谷隼 3-2 ボル
12-10/11-9/5-11/9-11/11-9

岸川聖也 1-3 オフチャロフ
5-11/11-7/8-11/10-12

男子ランキング
2020.09.26
世界
日本
1
樊振東(中国)
17915 pt
2
許キン(中国)
17260 pt
3
馬龍 (中国)
15525 pt
1
張本智和(日本)
13245 pt
2
丹羽孝希(日本)
9570 pt
3
水谷隼(日本)
9045 pt
女子ランキング
2020.09.26
世界
日本
1
陳夢 (中国)
17915 pt
2
伊藤美誠(日本)
15440 pt
3
孫穎莎 (中国)
15165 pt
1
伊藤美誠(日本)
15440 pt
2
石川佳純(日本)
11100 pt
3
平野美宇(日本)
10815 pt