【卓球技術】3球目変化ストップのポイント いやらしいストップで優位な展開に | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

卓球技術・コツ 【卓球技術】3球目変化ストップのポイント いやらしいストップで優位な展開に

2022.03.10

文:加藤拓也コーチのYouTube KATO卓ちゃんねるより

最近「やなぎ」や「上回転ストップ」とも呼ばれる変化ストップが話題です。

「これができると試合が変わる!脱中級者講座」の第16回では、3球目での変化ストップのコツを、加藤コーチの技術指導を通して詳しく見ていきましょう。


【加藤拓也(かとう たくや)】京都府・洛東高等学校から京都産業大学を経て、現在は天王山卓球スクール北山店でコーチを務め、子どもから大人までを幅広く指導する。戦型は右利きの中国式ペンホルダーでフォア表ソフト、バック裏ソフト。中学生から卓球を始めながら、全国大会出場経験も持つ。自身の個人チャンネルであるKATO卓ちゃんねるでは、中ペン、表ソフトの技術をメインに練習や試合の動画を多く配信している。‬(写真提供:本人)

3球目での変化ストップ

加藤:今回は3球目での変化ストップのポイントについて解説していきます。

この技術は「上回転ストップ」や「やなぎ」と言われていますが、今回はあえて「変化ストップ」とお伝えさせていただきます。

特に表選手の場合だったら相手の回転を利用して、相手が簡単に返せない嫌らしいストップ(3球目の攻撃ストップ)ができるようになると試合も優位に運べます。

3球目での変化ストップのポイント①ボールの側面を捉えてラケットを滑らせる

加藤:変化ストップを行う上で意識したいポイントの1つめは、ボールの側面を捉えてラケットを滑らせるということです。

基本的には、順横回転のサービスを出してそれをストップされてからの展開でこの技術を使います。

普通のストップのようにボールの真下を捉えると、ボールの回転の影響を受けてボールが横に飛んでいってしまいます。

なので、ボールの右側を捉えることを意識しましょう。

ただし、右側を捉えて当てるだけだとボールが飛んでいかないので、ボールの側面を滑らせるイメージで返球すると良いでしょう。

そうすることで相手の回転を利用して逆に相手が返球しにくいようなボールを返すことが可能になります。

また、相手の回転を利用するので自分の力で切りすぎないことが大事になってきます。

実際のお手本動画 2:21~

3球目での変化ストップのポイント②右足を踏み込ませてバウンド後すぐを捉える

加藤:2つめのポイントとしては、右足を踏み込ませてボールのバウンド後すぐを捉えるということです。

相手の打球にも横回転が入っているので、打点を落としてしまうと難易度が跳ね上がってしまいます。なので、バウンド後すぐを捉えることを絶対にやりましょう。

そのためにも右足を踏み込みながらやると良いです。

足を入れてから打つことが理想ですが、それだと間に合わないことがあるので、踏み込ませながら打つと良いでしょう。

そうすることで早いタイミングで捉えやすくなりますし、踏み込む力を使って腕が勝手に出るようになってラケットを滑らせやすくなります。

実際のお手本動画(スロー) 3:39~

3球目での変化ストップのポイント③ストップにつなげるサービスの出し方

加藤:これはストップとは異なってくるのですが、3つめのポイントは相手にストップをさせるサービスを出すということです。

相手にストップをさせるには、台の上で3回、4回バウンドするような横回転サービスを出すと良いでしょう。

球足が速いサービスを出してしまうと相手がストップしにくくなってしまうので、逆に相手がストップしやすいふんわりとした順横回転サービスをあえて出すことが重要になってきます。

その時のサービスも横回転が強めであることが理想です。横下回転を出すときも横7割下3割くらいで台の上で大きく曲がるようなサービスを出すと3球目のストップの質が上がってきます。

実際のお手本動画 4:52~

技術の注意点

加藤:次は、こちらの技術を行う上での注意点について解説していきます。

①右足の使い方

加藤:まず、右足です。右足がボールの下に入るように足を合わせにいかないといけません。

横回転のボールをダブルストップで返球しにいくので、少しでも手が伸びてしまったり逆に窮屈になってしまったりするとボールが不安定になります。

なので、右足がしっかりと入って、体の前の力が伝わりやすい所でダブルストップを行うことが重要になってきます。

なので、サーブを出して構える、そこからしっかり足を入れるという前後の動きに焦点を当てて練習するようにしましょう。

②ラケットを下からすくい上げすぎない

加藤:まず、ラケットを下からすくい上げすぎないということです。

下回転に対するストップを行う時に若干すくい上げることがあるのですが、それと同じ感覚でやらないようにしましょう。

横回転がかかっているので上から滑らせるようなイメージでやらないと、ダブルストップが浮いてしまいます。

③サーブ→3球目→5球目までを意識する

加藤:最後に、サーブと3球目、5球目までを意識するということです。

3球目攻撃とは言いましたが、レベルが上がってくると得点に結びつきにくくなります。

ただし、ダブルストップを行うとチャンスボールを誘導しやすくなります。

ダブルストップをしっかり行うと、次のボールはフォア側に返ってきやすくなります。しかもそのボールは回転が残っているため下回転になっていることは少ないです。

上回転、あるいはナックル気味のボールが返ってくると予想しておいて、ラケットを高く持った状態から前に振り抜く、という展開が大事になってきます。

まとめ

加藤:今回お伝えさせていただいた技術は、強い回転をかけたサービスが得意な選手には是非取り入れていただきたい技術になっています。

回転量の多いサービスであればこの技術をより生かすことができますし、特に表選手であれば変化量が一層大きくなると思っているので、是非一度試してみてください!

動画はこちら 【卓球】台上から仕掛けるにはこういった攻撃方法もあります!

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【連載】これができると試合が変わる!脱中級者講座 加藤拓也コーチ編

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