【卓球技術】ドライブのネットミスをなくす3つの方法 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

卓球技術・コツ 【卓球技術】ドライブのネットミスをなくす3つの方法

2022.03.15

文:瀬能吉紘コーチのYouTube 瀬能卓球チャンネルより

多くの人が悩むドライブのネットミス。そのミスをなくすポイントがあります。

「これができると試合が変わる!脱中級者講座」の第26回では、ドライブのネットミスをなくすコツを、瀬能コーチの技術指導を通して詳しく見ていきましょう。


【瀬能吉紘(せのう よしひろ)】滝川第二高等学校から京都産業大学を経て、現在は瀬能クラブのオーナーを務める。インターハイでは団体5位、シングルス3回戦の経験を持つ。関西の強豪・京都産業大学では関西学生リーグ最多勝や、関西学生卓球選手権ではシングルス3位、ダブルス優勝などの実績を残している。社会人になってからも全日本選手権シングルス、ダブルス、ミックス出場など全国で活躍している。(写真提供:本人)

ドライブがネットミスする理由とは

瀬能:今回はドライブがネットにかかる方が、ドライブをしっかりとネットを越して相手のコートに返球できる方法を解説していきたいと思います。

まずネットに掛かるっていうことはボールの強さではなくて高さが足りないっていうことが大前提としてあるのでそれをしっかりと意識した上でやっていきましょう。

実際のお手本動画(良い例と悪い例) 0:31~

ネットミスをなくす方法①ラケットの角度

瀬能:一つ目の方法としては、ラケットを引く際にラケットの角度を真っすぐの状態(最初のニュートラルの構えの状態)でしっかりと引いてきてそこからドライブをしていく、ということを意識することです。

ボールに当たる瞬間のラケット角度を意識している方は多いですが、引く時のラケット角度は意外と意識できていないことが多いので、引く時にラケットが被さらないようにニュートラルの角度からしっかりバックスイングをとる、ということを意識してやってもらうといいんじゃないかなと思います。

ネットミスをなくす方法②足の力を使う

瀬能:次に意識したいのは足です。

ドライブの際に腕でしっかり回転をかけてボールを高く上げようとする方が多いのですが、ボールが切れている時にネットを越して相手のコートに返球していくには下半身の踏ん張りでドライブを上げていくことが重要になってきます。

足をしっかりと踏ん張って少し足の力を使うようなイメージで打ってもらうとボールの軌道が高くなるので是非やってみてください。

ネットミスをなくす方法③腕全体(または肩)からラケットをしっかり上げていく

瀬能:最後に意識したいポイントは上半身の使い方です。

ドライブをする際に、肘から前だけを振ってしまう方がいますが、肘より先だけで振ってしまうとなかなかボールも上がらないです。また、肘を上げずに振るとどうしてもラケットが前にいってしまいます。

前腕をしっかり振るというのは良いのですが、最後に肘の部分を少し上げるような感じで腕全体または肩からラケットをしっかり上げていくという意識を持つと高さが出やすくなります。

そうすることによって、ボールに対してラケットを振っていくのではなくてボールを打った後もしっかりフォロースルーまでラケットを上げることができます。なので肘や肩からラケットを上方向に振っていけるように練習していきましょう。

ぜひこの3点を意識して、ネットミスの少ない安定したドライブを手に入れましょう。

実際のお手本動画(通常速度+スローモーション)4:42~

動画はこちら 【卓球】ネットミス ミスの中で1番良くないです。

瀬能卓球チャンネル

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【連載】これができると試合が変わる!脱中級者講座

>>【連載】これができると試合が変わる!脱中級者講座(瀬能コーチ編)