卓球パラリンピックのルールとは?普通の卓球との違いや見どころを解説 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

卓球プレーヤー向け 卓球パラリンピックのルールとは?普通の卓球との違いや見どころを解説

2020.07.05 文:ラリーズ編集部

今回は、来年開催される東京パラ五輪に向けて、パラ卓球のルールについて解説します。普通の卓球との違いや、障がいの重さによるクラス分けについても説明します。

パラ卓球では、車いすや義足、杖などを用いる選手など、様々な障がいを持った選手がプレーしており、障がいを感じさせない激しいラリーや独特の戦略など多くの魅力があります。このようなパラ卓球の見どころについても解説します。

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パラ卓球の競技の概要

パラ卓球のルールは基本的には一般の卓球のルールと同じで、試合は1ゲーム11点先取で、先に3ゲームを取った選手が勝者となります。使用する卓球台やネットの高さ、ラケットやラバーといった用具も同じです。ただし、パラ卓球では障がいを補うために車いすや義足、杖などを使うことが認められています。

競技は男女別に障がいの種類や程度で分けられたクラスごとに行われます。パラ五輪には個人戦と団体戦の2種目があり、個人戦では男子11クラス、女子10クラス、団体戦では男子5クラス、女子3クラスで順位を競います。

パラ卓球のクラス分け

パラ卓球は大きく「車いす」と「立位」の部に分かれ、それぞれ障がいの重さにより5段階のクラスが設けられています。(車いすがクラス1~5、立位がクラス6~10となっており、障がいが軽くなるにつれ、クラスの数字が大きくなります)また、知的障がいがクラス11として設けられています。

主なルール

パラ卓球のルールは一般とほとんど同じですが、車いすの選手と立位の選手ではルールに若干の違いがあります。それぞれの特徴を確認しましょう。

車いす卓球のルール

卓球台について
卓球台のサイズやネットの高さは通常通りですが、車いすを使用する選手が脚を卓球台の下に入れてプレーすることを考慮し、卓球台の脚がエンドラインから40cm以上離れたものを使用します。

車いすについて
車いすは座位が高いほど有利であるいわれているため、クッションの高さは最大で15cmまでと決まっています。また、車いす卓球では立ってプレーすることはできません。両脚の太ももの裏側がシートまたはクッションについていなければ選手は立っていると見なされ、この状態でボールを打つと反則になります。

サーブのルール
サーブのルールは基本的に通常通りですが、車いすの選手がサーブを打つ際、相手コートのサイドラインを切るサーブはレット(無効)となり、やり直しになります。

ダブルスのルール
車いす卓球のダブルスでは、ペアを組む選手はセンターラインを越えて横に移動することはできません。その代わりに、レシーブ後はテニスのようにペアのどちらの選手がボールを打ってもよいというルールになっています。サーブやレシーブの順番は一般の試合と同じ順番です。

立位の選手のルール

立位の選手はクラッチ(松葉杖)を使用する場合があります。クラッチは腕の一部と見なされ、クラッチが卓球台に触れると反則になります。

正規のトスが難しい場合
通常、サーブを打つときは手のひらを開いて16cm以上垂直にトスを上げてサーブを打たなければならないというルールがあります。しかし、障がいによって手のひらを開くことができないなどの理由で正規のトスを上げることが難しい場合には、そのまま開かずにサーブをすることが認められます。

パラ卓球の見どころ

パラ卓球の見どころは、多種多様なプレースタイルにあります。車いすの選手は、車いすで左右に大きく移動することが難しいため、台の近くでプレーし、相手を前後左右に揺さぶるテクニックに優れた選手が多いです。

立位の選手はクラスによってプレースタイルが大きく変わってきます。障がいの軽いクラスでは一般の試合のようなスピード感のあるラリーが見られます。一方、障がいの重いクラスの選手は下肢だけでなく、ラケットを持つ手にも障がいがある場合もあり、それぞれの状態に合わせたプレースタイルを形成しているところが見どころです。

このように、パラ卓球では障がいが選手のプレースタイルに大きく影響するため、一般の卓球のような型にはまった戦い方をする選手が少ないというのが特徴です。そこで、相手のプレースタイルや弱点を試合の中で素早く分析し、対策を立てる必要があります。このような戦略性の高さも見どころです。

まとめ

パラ卓球は、一般の卓球とルールや使用する用具などはほとんど同じですが、障がいを持つ選手がプレーしやすいようにいくつかの特別なルールが設けられています。パラ卓球には、健常者の試合にも劣らないスピードのあるラリーや独特の戦術性など多くの魅力があります。ぜひ一度観戦に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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