文:ラリーズ編集部
今回は、2024年パリ五輪女子シングルス代表のアンナ・ハーシーについて紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても詳しく紹介します。
このページの目次
アンナ・ハーシーとは
アンナ・ハーシーは2024年パリ五輪女子シングルス代表の出場権を獲得した、ウェールズの卓球選手です。
アンナ・ハーシーのプロフィール
アンナ・ハーシー(Anna HURSEY)は2006年6月22日生まれの18歳(2024年7月時点)で、ウェールズのカーマーゼン出身です。
ウェールズ人の父親と中国人の母親の間に生まれ、卓球を5歳で始めると才能が開花し、ホープス時代から国際大会に出場するようになります。2017年には11歳ながらヨーロッパ選手権団体戦のウェールズ代表として試合に出場を果たし、年上の選手を相手に4勝2敗と勝ち越しました。
さらに翌年に開催された世界卓球団体戦スウェーデン大会でも2勝を挙げる活躍を見せました。また、オーストラリア・ゴールドコーストで開催されたコモンウェルスゲームズ(イギリス連邦に属する国や地域が参加して4年ごとに開催される総合競技大会)にも出場を果たし、全競技を通じての史上最年少出場記録として話題を集めました。
2019年には卓球の腕を磨くため母親の祖国でもある中国の黒竜江省のハルビン市に移り住み練習するようになります。しかし、2020年にウェールズの大会に参加するため帰国していた時に新型コロナウイルスの感染が拡大。中国へ入国することができなくなってしまったため、自国でトレーニングを続けています。
2021年に行われた世界ユース卓球選手権大会ではU15ダブルスで3位、2023年の同大会ではU19ダブルスで準優勝という成績を残しました。さらに、2022年にはコモンウェルスゲームズでは女子ダブルスでは銅メダルを獲得しています。
そして、2024年夏に開催されるパリ五輪女子シングルスの予選を勝ち抜き、ウェールズ出身で初となる五輪出場権を獲得しています。(五輪はイギリス代表として参加)
また、選手としてだけでなく環境保護活動にも力を入れており、二酸化炭素の排出をできる限り少なくする取り組みを実施しています。
2020年にはUNFCCC(国連気候変動枠組条約)に要請され、「スポーツを通じた気候行動枠組み」に署名。スポーツを通じて気候変動問題に取り組んでいます。2021年にはアメリカのジョー・バイデン大統領と会談を果たしています。
アンナ・ハーシーのSNS
アンナ・ハーシーのプレースタイル
アンナ・ハーシーは右シェーク裏裏の攻撃型です。
アンナ・ハーシーの使用用具
アンナ・ハーシーの使用用具は現在調査中です。
アンナ・ハーシーの世界ランキング
アンナ・ハーシーの世界ランキングは101位(2024年7月時点)で、最高ランキングは92位(2024年6月)です。
アンナ・ハーシーの主な戦績
2021年 | WTTユースコンテンダービラ・レアル | U15女子シングルス:ベスト4、U17女子シングルス:優勝 |
WTTユーススターコンテンダーチュニス | U15女子シングルス:優勝 | |
WTTユーススターコンテンダーオトーチェツ | U15女子シングルス:準優勝 | |
世界ユース選手権 | U15女子ダブルス:銅メダル | |
2023年 | WTTユーススターコンテンダードーハ | U19女子シングルス:ベスト4 |
WTTフィーダードーハⅡ | 女子シングルス:準優勝 | |
WTTユースコンテンダーセネツ | U19女子シングルス:優勝 | |
世界ユース選手権 | U19女子ダブルス:銀メダル | |
2024年 | WTTフィーダーマンチェスター | 女子ダブルス:準優勝 |
まとめ
ウェールズ出身で初となる五輪出場権を獲得するなど卓球で頭角を現す一方で、環境活動にも力を入れているアンナ・ハーシー。今後の彼女の活躍から目が離せません。