文:ラリーズ編集部
今回は、ヨーロッパを支えてきたトッププレーヤーのダニエル・ハベソーン(オーストリア)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
このページの目次
ダニエル・ハベソーンとは?
ダニエル・ハベソーンは、2004年から国際大会で活躍している選手です。ヨーロッパ選手権やヨーロッパトップ16では上位入賞の経歴を持つなど、ヨーロッパのトッププレーヤーとして奮闘しています。
ダニエル・ハベソーンのプロフィール
ダニエル・ハベソーンは1986年7月22日生まれの37歳(2023年8月時点)で、オーストリアのウィーン出身です。
現在はオーストリア代表として、国際大会やヨーロッパ内の大会に数多く出場しています。特にロベルト・ガルドシュ(オーストリア)と組んだダブルスでは、ヨーロッパ選手権制覇、チームワールドカップでは丹羽孝希/吉村真晴ペアに勝利した経歴を持っています。また、クラブチームのSVSに所属し、ヨーロッパチャンピオンズリーグに参戦しています。
趣味は音楽鑑賞と勉強です。練習のない休日は、妻子や家族と過ごすことが多いそうです。
ダニエル・ハベソーンのSNS
ダニエル・ハベソーンのプレースタイル
ダニエル・ハベソーンの戦型は右シェーク裏裏の攻撃型で、振り始めたら止まらない両ハンドドライブと巧みな台上技術が特徴です。
ダニエル・ハベソーンがリスペクトしているのはドイツの皇帝、ティモ・ボル(ドイツ)のプレースタイルです。ティモ・ボルの卓球は簡単なミスがないうえに隙の無い攻撃で相手を翻弄するものです。ダニエル・ハベソーンは攻撃の際にミスがとても少なく、それに加えて振るたびに威力を増していくのが持ち味です。
また、台上技術も上手くツッツキは深く低く返球できるほか、両ハンドのフリックも一発で相手コートを打ち抜く威力を持っています。
さらに、ダニエル・ハベソーンは芸術的な技術を見せる時もあります。2013年の世界選手権のダブルスでは背面打ちを見せて観客を魅了しました。単なる技術だけでなく、才能を感じさせるプレーも彼の卓球の醍醐味です。
ダニエル・ハベソーンの使用用具
ダニエル・ハベソーンはJOOLAの契約選手で、ラケットもJOOLAの『Vyzaryz Trinity』、ラバーは両面にJOOLAの『ライザープロ 50』を使用しています。
ダニエル・ハベソーンの世界ランキング
ダニエル・ハベソーンの世界ランキングは64位(2023年8月時点)で、最高ランキングは27位(2019年8月)です。
ダニエル・ハベソーンの主な成績
スロバキアオープン | 男子ダブルス:優勝 | |
ロシアオープン | U21男子シングルス:ベスト4 | |
2008年 | ヨーロッパ選手権 | 男子団体:銅メダル |
2014年 | ハンガリーオープン | 男子シングルス:優勝 |
2015年 | ヨーロッパ選手権 | 男子ダブルス:銀メダル |
2018年 | ヨーロッパ選手権 | 男子ダブルス:金メダル |
2019年 | チェコオープン | 男子ダブルス:ベスト4 |
ヨーロッパトップ16 | 男子シングルス:4位 | |
スロベニアオープン | 男子シングルス:ベスト4 | |
2022年 | ヨーロッパ選手権 | 男子ダブルス:銀メダル |
2023年 | ヨーロッパ競技大会 | 男子シングルス:ベスト8 |
WTTフィーダーハビージョフ | 男子シングルス:ベスト4 |
まとめ
オーストリアの古豪が、多彩な技術とセンスを感じさせるプレーで国際大会やヨーロッパの大会でタイトルを獲得することはできるのか。今後の彼の活躍に目が離せません。